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109 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 01:40:13 ID:xgcy2Wq20
Coffee Brake
(^ω^) V ノ> > > ┗┗
もう、やったことない嘘予告なんか選択肢に入れないよ! 厨二もやっぱり厳しいな。何かありがちだし。 一レス三十行に収めたかったけど無理だったよ。
以下、今後の選択
1 ( ^ω^)ブーンは魔王を倒すつもりはなかったようです 第二章を読む 2 新しい話を始める 3 ○○(※自由記述)というお題で○○(※ジャンル指定)のジャンル短編を書く
安価 >>110
110 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 01:52:46 ID:5ta7sPjs0 さっきはとりのがしたが今度こそ 1
111 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 22:42:26 ID:x2mVuTHI0
あの日から二週間が過ぎた。
あの同窓会の日、お酒を飲みすぎた僕は、いつの間にかあの場で眠ってしまっていた。
同窓会が終わり、ジョルジュに起こされた時には既に彼女の姿はなく、あの話はあそこで終ってしまった。
酔っていたから全てを覚えているわけではないが、今思えば何とも不思議な話だったと思う。
彼女との話は一見無駄ばかりな様で、その実やっぱり無駄ばかりだったとも思うが、 それでも何故か僕の中に残ってしまっている。
その理由はわからない。
( ^ω^)ブーンは魔王を倒すつもりはなかったようです 第二章
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112 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 22:50:36 ID:x2mVuTHI0 _ ( ゚∀゚)「オッス、オラジョルジュ。お前がナンバーワンだ」
( ^ω^)「こんにちはですお、オラジョルジュさん。後半キャラちげえお」
季節は変わり秋の初め、いつものように前触れなくジョルジュが僕の部屋を訪ねて来た。 ジョルジュがこの部屋に来るのは、あの同窓以来初めてだ。 ここしばらくは後期授業の始まりとかで色々忙しかったとジョルジュは弁明する。
( ^ω^)「別に僕の事は気にする必要ないお」 _ ( ゚∀゚)「まあそう言うなよ。お前だって、俺が来なくて寂しかっただろ?」
( ^ω^)「全く」 _ ( ゚∀゚)「つめてえ。友達が容赦なくつめてえ」
二週間ぐらい間が空いた所で、特に思う所はない。 そのくらいで僕とジョルジュの関係は劇的に変わるものではないから。
113 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 22:56:11 ID:x2mVuTHI0
ジョルジュが言う所の友だちというものなら、そういう物ではないだろうか。 _ ( ゚∀゚)「しかし、内藤さん、外はすっかり秋めいてますよ」 _ ( ゚∀゚)「こういう穏やかな日は、のんびりと外を散歩したりなんかするのがいいと思いませんかね?」
( ^ω^)「んなわけねえお。まだ残暑が厳しい盛りだお」
暦の上では秋ではあるが、まだ三十度を越す暑い日が続いていると天気予報では言っていた。 いつものボケにしては随分と杜撰だが、ジョルジュの意図は何となくわかる。
( ^ω^)「別に僕は外に出るのが怖いとかいうわけじゃないお」
( ^ω^)「用がある時はちゃんと出るから変な気回すなお」 _ ( ゚∀゚)「じゃあ、コンビにでパン買って来て。焼きそばパンな」
( ^ω^)「酢昆布で我慢しろお」
ジョルジュは引き篭もりである僕を、外に連れ出したいだけなのだ。 味を占めたという言い方も変ではあるが、あの同窓会に僕が出た事がよっぽどお気に召したとみえる。
いつもながら色々と気を揉ませてしまって申し訳ないと思う。
114 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 23:02:13 ID:x2mVuTHI0
そうそう、申し訳ないと言えばもう一つあった。
( ^ω^)「そういえばジョルジュ、こないだは悪かったお」 _ ( ゚∀゚)「こないだ?」
( ^ω^)「同窓会で、結局酔っ払った僕に付き合わせて途中で抜けさせちゃった事だお」 _ ( ゚∀゚)「ああ、別にいいさ」
もう終わりの時間だったから気にするなとジョルジュは言う。 確かに同窓会自体は終わりの時間ではあったのだが、あの後二次会もあったのだ。
当然、ジョルジュはそれに誘われていたはずだ。 それが僕の所為で参加出来なくなってしまった。 _ ( ゚∀゚)「だから気にすんなって。俺、カラオケ苦手だし」
ジョルジュは自分が言う様に歌は上手くない。 けれど、カラオケが苦手というのどうであろうか。
115 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 23:08:35 ID:x2mVuTHI0
ああいった賑やかな空気は嫌いではないはずだ。 それも久しぶりに会った友人達と一緒なのだ。
きっと参加したかっただろう。 _ ( ゚∀゚)「それよっか、俺こそ悪かったな。結局、一緒に飲めなくてさ」
( ^ω^)「それこそ気にすんなお」 _ ( ゚∀゚)「いやあ、あいつら無駄にテンション高くてな」 _ ( ゚∀゚)「絡むは泣くは踊るはで、抜け出せなくってさ」
( ^ω^)「楽しそうで何よりだお」
なおも謝るジョルジュに、僕は大きく首を振って見せ、気にしてない事を繰り返した。 遠慮とか拗ねている訳ではなく、それこそが僕の望む展開だったのだから望み通りだ。 _ ( ゚∀゚)「……うーん、どうだったんだろうな」
( ^ω^)「お? つまらなくはなかったお?」
116 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 23:16:02 ID:x2mVuTHI0
ジョルジュは珍しく神妙な顔で首を捻る。 時々盗み見ていたジョルジュの様子はつまらなさそうには見えなかったと思うのだが、 どうも僕に気を使っているという風でもなく、本気で何か疑問を抱いているようだ。 _ ( ゚∀゚)「そりゃまあ、楽しくなかったとは言わないけど、何か違和感もあったんだよな」
( ^ω^)「違和感? どんなだお?」 _ ( ゚∀゚)「いや、違和感って言うほどの物もない、些細な事なんだけどさ」 _ ( ゚∀゚)「やっぱ皆、どこかしら変わってんだよな、当たり前だけど」
( ^ω^)「そりゃ小学生と大学生ぐらいじゃだいぶ違うお」 _ ( ゚∀゚)「まあ、そうなんだけどさ」 _ ( ゚∀゚)「やっぱ昔知ってた顔が前提にあるからかな」 _ ( ゚∀゚)「あれ、こいつこんな事言うやつだっけ、とか」 _ ( ゚∀゚)「細かいとこが気になってね」
117 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 23:23:04 ID:x2mVuTHI0
( ^ω^)「意外に小心者ですね、オラジョルジュさん」 _ ( ゚∀゚)「繊細といえ、繊細と。俺は意外とナイーブなんだよ」
( ^ω^)「自分で意外と言う時点でよくわかってるじゃねえかお」
茶化しはしたが、ジョルジュが言う事もわからなくはない。 隣に座った人の顔や名前すら思い出さなかった僕は、違和感どころの騒ぎじゃなかったのだし。 _ ( ゚∀゚)「そういやお前、案外楽しめてたみたいだな」 _ ( ゚∀゚)「誰かは知らんが、いい雰囲気だったじゃねえか?」
( ^ω^)「あれがいい雰囲気だったとは断じて思い難いお」
( ^ω^)「……って、あれ? ジョルジュもあの子の事、わからなかったのかお?」 _ ( ゚∀゚)「ああ、わからなかったな」
( ^ω^)「へー、ジョルジュもかお」 _ ( ゚∀゚)「んー、あんなかわいい子、子供の頃もかわいかったはずだから忘れ様はないとは思ったんだが」
118 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 23:32:14 ID:x2mVuTHI0
ジョルジュの言葉に、僕は彼女の容姿を思い出す。 セミロングの黒髪に、細い切れ長の眼。 何となく眠そうというか気怠そうな印象も受けはしたが、確かに全体的に見て美人の部類に入ったのだろう。
人見知りの僕が、そんな彼女と物怖じせずに話せた事は、今考えると意外なことだ。 _ ( ゚∀゚)「で、あの子なんて名前だったの?」
ジョルジュの興味津々とした目が僕を覗き込む。
( ^ω^)「1 素直シュールさんだお 2 須藤シャーミンさんだお 3 キャサリン・セント・ジョーンズさんだお 4 えっと……あれ……なんて名前だっけ? 」
安価 >>119
119 :名も無きAAのようです:2011/09/02(金) 23:47:44 ID:tEsX4IRk0 4 |
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