38 :【長雨】:2011/08/21() 02:53:59 ID:dYOB//x2O

(-_-)「ワカッテマス達は買い物かな。」



д川「はい、そうですね」



(-_-)「こんなに雨降ってるけど、大丈夫かな」



д川「ちんぽっぽさんが傘を持って迎えに行きましたから、大丈夫かと。」



(-_-)「そうか、なら良かった。」



д川「はい」







(-_-)「…雨、ずっと降ってるね」



д川「そうですね。」



(-_-)「こんな日は、この城にきた日のことを思い出すよ。」



д川「私もですよ、王子。」





39 :【長雨】:2011/08/21() 03:00:53 ID:dYOB//x2O



(-_-)『凄い雨だね、今日は。』



д川『はい、王子。』



(-_-)『もー、いつになったらヒッキーってよんでくれるのさ!



川『す、すみません、王子。』



(-_-)『…ちぇ、さだこは本当に困ったさんだなぁ』



川『…うっ、すいません!



ガチャ!

ドタドタドタ





(;-_-)『あ、さだこ!?待って!



ドタドタドタ







(<●><●>)『ヒッキー王子様?あれ、一体どこに…。』





40 :【長雨】:2011/08/21() 03:07:52 ID:dYOB//x2O

川『グスッ…、王子に嫌われちゃったかな…。勢いで傘持たないで裏庭まで逃げてきちゃった…。』



『ねぇ、君。なんで泣いてるの?』



川『え?』





('A`)『ほら、傘入りなよ。風邪引くよ?』



川『え、あ、いや、あの…』



グイッ



川『あ…』



('A`)『ん、君本当にびしょびしょじゃないか。風邪ひくよ?』



川『あ、う、ありがとうございます…』



('A`)『…ねぇ、君、魔法使い?』



川『え…、はい。魔法、使えないですけど…。』



('A`)『だろうね、最近は科学が普及してみんな魔法を信じていないから。』



д川『…はい。その通りです。』





41 :【長雨】:2011/08/21() 03:13:10 ID:dYOB//x2O

('A`)『魔法が使えない魔法使いは、一体なんなのかな?』



д川『…占い師です。』



('A`)『ふふっ、なるほどね。占い師かぁ、ここの王様もお抱え占い師を持ってる見たいだしね。』





川『…ところで、貴方一体だれですか?』



('A`)『俺?君と同じく子供だよ、子供。』



川『そ、それぐらいはわかりますよ!そうじゃなくて…』



('A`)『…俺は、君を消す存在だよ。』



д川『…え?』





('A`)『隣の国からやってきた科学者、ドクオだよ、宜しくね。元魔法使いさん。』





42 :名も無きAAのようです:2011/08/21() 03:18:36 ID:dYOB//x2O

(-_-)『さだこ、どこにいるんだ?』





д川『…。』





(;-_-)『あ、みつけたぞ!さだこ、さっきはごめんね、別に困ったさんっていうのは、悪い意味じゃなくて…』





ギュッ





(-_-)『…さだこ?』



;д;川『ぅ、うわあああん!



(;-_-)『え、何、どうしたの?!さだこ、大丈夫?!本当にごめん!



;д;川『王子、王子…グスッ』



(;-_-)『な、なんだい?僕はここにちゃんといるよ?』





;д;川『わた、わたし、王子に黙ってたことが…』





43 :【長雨】:2011/08/21() 03:31:42 ID:dYOB//x2O

('A`)『初めまして、お目にかかれるなんて光栄です。王様、お妃様。』





lw´- _-v『無理矢理きたも同然の癖になぁにいってんのさ』



 _ 

从 ゚∀从『まぁ、そういってやるなよ、シュー。』





(;'A`)『…!?』



lw´- _-v『あ、お妃様が王様の格好してるから驚いただろーwざまぁw』



 _ 

从 ゚∀从『私がお妃様の格好してるのもビックリしてるみたいねぇ、うふふ。』



(;'A`)『…え、なんかのサプライズですか、そのお格好は。』



lw´- _-v『通常装備だよーん。』





44 :【長雨】:2011/08/21() 03:44:38 ID:dYOB//x2O

(;'A`)『…そうですか。』



lw´- _-v『で、何?何しに来たの?まぁた隣の国の姫さんったら、ヒッキーなんかと結婚したがってんの?いい加減鏡みろよ、あんだけ美人でなんでヒッキーなんだよ』



 _ 

从 ゚∀从『ちょw自分の息子になんてことをw』



('A`)『…そういえば、王子様はどちらに?』



(<●><●>)『すいません、王様、お妃様。王子様は貞子さんと何処かに遊びにいってしまわれたようで…』



lw´- _-v『いいよいいよ、隣国って言っただけで嫌な顔するし。』



('A`)『…貞子様って言うのは、お姫様ですか?』



 _ 

从 ゚∀从『いつかなるけどまだ違うわよ、貞子はこいつの娘だ。』



( д)『…どうも』



('A`)『…魔法使い。』ボソッ



lw´- _-v『あら、よく知ってるじゃん。』



('A`)『ええ、それは勿論、なんたって俺は』



('A`)『科学者、ですから。』



 _ 

从 ゚∀从『科学者だと…』

(; д)『…。』



lw´- _-v『あぁ〜、なーるほーどねー』





45 :【長雨】:2011/08/21() 03:49:29 ID:dYOB//x2O

lw´- _-v『お前あれだろ、わかったぞん?やっぱりあの姫さんの使いだな?』



('A`)『えぇ、まぁ、はい。』



 _ 

从 ゚∀从『しかし、なんで科学者なんか…。』





lw´- _-v『残念だったなぁ、お前のやりたかったこと、出来なくて。』



('A`)『別に。俺のやりたかったことではなく、お姫様がやりたかったことが出来なくなっただけですよ。』





 _ 

从 ゚∀从『シュー!私わかんない!!助けて!



lw´- _-v『ははは、任せろハニー。つまりだな、こいつは…』





46 :【長雨】:2011/08/21() 03:53:41 ID:dYOB//x2O



(;-_-)『それ、本当なの?』



川『…はい』





(;-_-)『そ、そんな、うそだろ?』



川『本当です…。魔法は人々に信じて貰えないと使えなくなります。そして、契約者に信じて貰えなくなったら最後、魔法使いは…』





47 :【長雨】:2011/08/21() 04:08:54 ID:dYOB//x2O

lw´- _-v『…この世から、消えてしまう。契約者の記憶の中からも。』



(д )『…科学を、認めると言うことは魔法を信じないと言うことと一緒。つまり、ヒッキー王子に科学者を送ることで科学を認めさせようとした。…そうすれば、私の娘が消えてなくなるから。』



('A`)『ご名答です。』



lw´- _-v『ははは、絶対結婚させたくねー。』



 _ 

从 ゚∀从『あの子、悪いのは目だけじゃなかったのね。』



lw´- _-v『ま、という訳だから帰ってくれよん。』





48 :【長雨】:2011/08/21() 04:10:23 ID:dYOB//x2O





('A`)『…まだ、何もしていないのですが』



lw´- _-v『じゃあ、聞くけど、絶対に天気を当てられる発明なんかもあるのかい?』



('A`)『ありますとも!



lw´- _-v『よし、わかった、科学が如何につまんないってのが』



(;'A`)『はい…?』



lw´- _-v『たまにハズレるから面白いんだろー。占いとかさ、全部当たっちゃったら気持ちわるいんだよ、なにそれ。神様じゃあるまいし、人間ごときでそんなだいそれたことしやがって。米まで機械とやらが作るそうじゃないか。あぁ、嫌だ嫌だ。そんな米、私には絶対無理だね』





(;'A`)『…完璧なのがいいに決まってるじゃないですか!神に近づいて、何がわるい!むしろ、人間が神になってもいいとさえ俺は思ってますよ!



lw´- _-v『勝手におもってればぁ?』



(;'A`)『んなっ…』



lw´- _-v『ま、つまりだな。』





lw´- _-v『科学にミルナの占いにまさるものなんかないんだよーん』



 _ 

从 ゚∀从『シュー、よくいったわね!かっこいいわぁ!



( ;д)『シュー様…』



(;'A`)『…くっそ!





49 :【長雨】:2011/08/21() 04:19:28 ID:dYOB//x2O

川『さっき隣国の科学者がお城にきました…』



(;-_-)『っ!?』



川『きっと、私と父さんを消すつもりなんです…。』



(;-_-)『隣国…。あの子本当にどうかしてる…。』

川『王子…王子、私、怖いです…』



(;-_-)『大丈夫だよ、僕は科学なんか信じないよ…』



川『いつか、信じてしまうかも知れないしゃないですか…!気を抜いたときに…』



(;-_-)『…さだこ。』



川『私、消えるのは怖くありません。ただ、ヒッキー君の記憶から消えてしまうのだけが怖くて、悲しいんです…!



(-_-)『…さだこ、よくできました!



川『え…?』



(-_-)『ヒッキー君っていえたじゃない!よしよし』



ナデナデ

川『グスッ…ありがとうございます』



(-_-)『よし、そんなさだこにはご褒美をあげなきゃね!



川『ご褒美ですか?』



(-_-)『うん、そう、だから今すぐこの濡れた体をどうにかしてから荷物をまとめよう。』



川『え?』





50 :【長雨】:2011/08/21() 04:25:10 ID:dYOB//x2O

(-_-)『よし、準備できたね?』



川『は、はい、でもどこにいくんですか?』



(-_-)『あの山のてっぺんにあるお城に住むんだ。』



川『え?』



(-_-)『あそこのお城は古いし、山の中だから科学に侵されたものなんかない。だからね、さだこ。』





(-_-)『僕と2人であの城に暮らすんだ。そうすれば、僕が科学を認めるなんてことありえないだろ?』





д川『…』



;ー川『はい…、王子…』



(-_-)『よし、行こう!





51 :【長雨】:2011/08/21() 04:29:54 ID:dYOB//x2O



(-_-)「懐かしい思い出だよね。ま、結局ミルナにどこに行ったかばれて、ワカッテマス達も一緒に住むことになったけどさ。」



д川「えぇ。…でも、私のせいでヒキコモリ王子呼ばわりなんて…」



(-_-)「気にしてないよ、そんな事。まぁ、それでもまだ気にするっていうなら」



д川「いうなら?」



(-_-)「久々にヒッキー君って、呼んでよ。」





川「…はい、ヒッキー君…。」





52 :【長雨】:2011/08/21() 04:33:09 ID:dYOB//x2O

(*‘ω‘ *)「ほら、お前ら傘もってきてやったっぽ」



( <●><●>)「助かりますよ、ちんぽっぽ」



(*><)「相合傘したいなぁ、なんて!



(*‘ω‘ *)「お断りだっぽ、ん…?」



「困ったなぁ、傘を取られるなんて。」



(*‘ω‘ *)「…よかったら、傘つかうっぽか?」



「え?いいんですか?」







('A`)「助かるなぁ。」





53 :名も無きAAのようです:2011/08/21() 04:35:23 ID:dYOB//x2O

使ったお題。



・みんなの趣味

・掃除

・大技炸裂

・長雨





今日の投下、これでおしまい。

おやすみなさい。





54 :名も無きAAのようです:2011/08/21() 08:54:16 ID:E.CDCLT2O

乙。

ほのぼのしてていいな、好きだ



ドクオ来ちゃらめぇぇぇ!!





55 :名も無きAAのようです:2011/08/21() 09:49:16 ID:SmU8SKsYO

乙ー

先が気になるけどとりあえずヒッキーもげろ





56 :名も無きAAのようです:2011/08/21() 10:57:15 ID:dYOB//x2O

お題常時募集中。

1人三個までで、何人かいたらその中の一個だけつかわせてもらいます。

まぁ、多分全部つかえる予感。

鬼畜お題はスルーするよ!





57 :名も無きAAのようです:2011/08/21() 16:46:05 ID:ow1JVbv6O

お題

・爆弾発言

・夜食

・包丁