ξ゚听はサイレントヒルで看護婦をやっていたようです(2)

 

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:11:39.84 ID:QGzYVPhO0

静岡はトラウマゲー

 

 

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:12:45.38 ID:71j6XCSrO

 

まとめないの?

 

 

3 名前: s7L3t1zRvU 2009/04/26() 21:14:02.76 ID:Z6pWhfO30

 

今回は中盤戦だー

 

前置き

 

タイトルでお分かりの通り、サイレントヒルをテーマにしたブーン系です。

某日に立ったスレでタイトルだけ上がっていたものをいただきぱっくんちょ。

シリーズをプレイしていない方も楽しんでいただけたら幸いです。

 

由来となる作品は複数で、オリジナルの部分とまぜこぜです。

大まかにですが、地理関係は2、または3の後半部分を参照してください。

※かなり構造とかは曖昧にしてあります。

 

暴力や性的描写などの点から、閲覧注意、とさせていただきます。

 

うまく短編というものに収まらないので、細切れに行きます。

お時間の許す限り、お付き合いください。

 

 

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:14:05.70 ID:vC2ZGtCxO

 

携帯から支援

 

 

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:15:26.75 ID:QGzYVPhO0

 

昨日の分までなら

ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/tanpen/silenthill1.htm

 

 

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:16:24.75 ID:Z6pWhfO30

 

まとめググッたら出てきた。

 

まとめ 文丸さん

 http://boonbunmaru.web.fc2.com/

 

昨日立てた前編をまとめてくださってます。

感謝!

 

まずは前回の訂正。脳内置換願います。

このレスの安価は前スレに対応で。

 

>>52 検討もつかない 見当もつかない

>>101 卑猥にそそり立つ 反り立つ

>>115 うろうろとするものが うろうろするものが

>>121 さきの女性も 先ほどの女性も

    両開きの鉄扉が二つあり →両開きの鉄扉があり

>>132 それを絶対に相対するのが それと絶対に相対するのが

 

 

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:16:50.46 ID:71j6XCSrO

 

>>5

ありがとうございます

でも携帯から見れません

 

 

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:17:02.61 ID:vyhdtjIQ0

 

wktk

 

 

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:18:04.22 ID:71j6XCSrO

 

>>6

おお

ありがとうございます

 

 

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:18:12.60 ID:Z6pWhfO30

 

>>5

ファイルシークというサイトから経由すると読めますよ。

ちなみに、PCの人は文字のフォントを小さくすると読みやすい。

 

前回のあらすじ

 

 霧立ちこめる町、サイレントヒル。

 そこで看護婦として働いていた女性、ξ゚听は、とある人物に呼び出される。

 

 舞い戻った土地で待っていたのは、人の形をした怪物の群れ。

 襲撃から彼女を助けた( ・∀・)は語る。

 

 ここは、異形が闊歩する脱出困難な町になってしまった、と。

 

 ξ゚听は目的を果たすために病院を目指す。

 同行した( ・∀・)とついにそこへ到着。

 

 だが、突如として二人はさらなる変異に巻き込まれてしまう。

 怪奇の中、ξ゚听は「逃げて」という声を聴いた。

 

 

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:19:05.79 ID:fytMev/MO

 

待っていたぞスネーク

 

 

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:19:33.80 ID:Z6pWhfO30

 

Load

 

 

 白い病院錆び付いた。

 

 

 赤い何かで汚された。

 

 

13 名前:ホットおまわり Hotcake/4Q 2009/04/26() 21:19:36.03 ID:46CJY1fmO BE:1036239438-PLT(29993)

 

sssp://img.2ch.net/ico/nagato.gif

何度見ても真紅

 

 

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:21:15.41 ID:Z6pWhfO30

 

 ブルックヘイブン病院は地上三階、地下一階の建物だ。

 一階に外来受付と診察室、キッチンや手術室が固まっている。

 二階以上には入院用病室があり、二階に相部屋が六つ、三階に個室が十四。

 

 さらに言うなら、個室には二種類ある。

 一般患者用のベッドとサイドテーブル、ラック付きの部屋。

 そして、自殺志願者、精神障害者、麻薬中毒患者などを「収容」する部屋。

 

 わたしが寝かされていたのは、後者だった。

 

ξ 「う……んん……。ここ、は」

 

 真っ暗な特別病室。

 わたしがそれを認識したのは、壁も床も全てがクッションになっていたからだった。

 それが自殺防止用だと、わたしは知っている。

 

ξ゚听「モララー?」

 

 手探りで何か見付かりはしないか、と模索する。

 やがて、ドアらしき境目を見つける。

 

 

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:23:06.60 ID:Z6pWhfO30

 

 冷蔵庫が起こすような、粘着質な音を立ててドアが開いた。

 

ξ゚听「暗い……けど、明かりはついてるのね」

 

 じじじ、と電灯が明滅している。

 完璧には判然としない視界。

 

ξ;「こ、れは」

 

 薄暗がりの下、壁や床にはどす黒い痕が残されている。

 だが、それよりも、ある異変に気付いてしまった。

 

 何故、わたしは血に汚れているんだろう?

 

ξ;「や、やだ。なんでこんなに血がついてるのよ……。だって、わたし……

 

 視認した途端に血生臭さを覚える。

 両手、胸より下の衣服、そして頭髪の毛先が、赤に染まっていた。

 動くたびに乾き始めたそれらが、べたりと不快感を呈する。

 

 

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:23:43.30 ID:vyhdtjIQ0

 

しえ

 

 

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:24:15.31 ID:fytMev/MO

 

支援

 

 

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:24:52.16 ID:Z6pWhfO30

 

ξ; 「なんなの、これ」

 

 落ち着くまでに少々の時間を要した。

 そこは、剥がれた壁やめくれた床材、ベッドの残骸などが散乱したスペース。

 無秩序さが余計にそれを妨げた。

 

ξ゚听「そういえば荷物は?」

 

 同行者もそうだが、持ち込んだ懐中電灯や鞄も見当たらない。

 それらがあるとすれば、さっきの部屋か。

 赤黒い軌跡が続く床を辿って、わたしのいた場所へと目を移す。

 

 しかし、すぐに中断した。

 

 差した光が、動かないヒトの姿を照らしていたからだ。

 そして、赤黒さはそこから染み出していた。

 

ξ ……

 

 入りたくは、ない。

 一度だけ、さっと見て、「それ」以外のものが無いのを確認する。

 すぐにそのドアを閉じた。

 

 

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:26:53.50 ID:Z6pWhfO30

 

 とにかくここを出てモララーを探さなければ。

 明らかに彼は何かと交戦していた。

 助けなければ。

 

 いや、待てよ。

 

ξ゚听「すぐに合流する必要はあるのかしら」

 

 辛うじて、視界は確保されている。

 わたしは病院の構造も熟知している。

 それこそ物理的な意味を超えて裏まで。

 

 そして、彼の目前で、わたしが会うべき人間と遭遇する可能性。

 

ξ゚听「邪魔をされるかもしれない」

 

 四つ並んだ特別病室の対面にドア。

 これを抜け、T字路を左に行けばエレベーターホール、右には階段へと通じる扉がある。

 一階まで降れば、院長室はすぐだ。

 

ξ゚听「それを、済ませてからでも」

 

 遮られるように、壁を殴打する音。

 

 

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:28:40.35 ID:Z6pWhfO30

 

ξ;「えっ」

 

「――! ――!!」

 

 叫びは、特別病室のひとつから響いてきた。

 くぐもった音声。

 わたしはドアに耳をつける。

 

「助けて! 出して! お願い!」

 

 知らない女性の、涙ぐんだ声。

 自分も声を張り上げる。

 

ξ;「生きてる人がいたのね!?」

 

「ああ、良かった……。お願い! 見捨てないで!」

 

 しかし、ノブには頑丈なロックが施されている。

 開錠できそうなものは、周囲を見回しても見付からない。

 

「お願い、見捨てないで! 助けてぇ……」

 

 逡巡。

 

 

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:29:36.15 ID:vyhdtjIQ0

 

支援

 

 

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:29:54.13 ID:z0z6/SLo0

 

シエンタ

 

 

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:29:56.06 ID:Z6pWhfO30

 

 下手に時間を無駄にしたくはない。

 ここが安全でないということは、死体から分かった。

 だが、彼女を放置することは心苦しい。

 

 密室にいれば、安全ではある。

 だが、わたし以外の救助が来るかは分からない。

 

ξ;……

 

「いるわよね? ねえ、返事して。ねえ。ねえったら!!」

 

 扉の向こうが、がりがりと削られる音。

 クッションをかきむしっているのだろう。

 

「ここから出して! ねえ出してよ! 一人にしないで! ああああああああ!!」

 

ξ;「分かったわ! 待ってて! 鍵を探すわ!」

 

「ホント!?」

 

 それから三度、本当だ、と確認をしてわたしはドアを離れる。

 ……わたしの用件もモララーとの合流も後回しだ。

 

 

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:31:12.66 ID:Z6pWhfO30

 

ξ゚听「こうなったら手早く助けないと」

 

 慎重に扉を抜け、薄暗い廊下を歩きだす。

 目に優しい薄緑――何やら煤けたように黒ずんでいるが――の壁。

 足元はところどころが欠けたタイル。

 

 本来なら、その上に緩衝材が塗られていたはずだ。

 リハビリで歩く人が負担にならないように。

 

 ふと、気付く。

 

ξ゚听「金網じゃ、ない?」

 

 ここに引きずられてきたのは確かだ。

 だが、全身で感じた金属の網は影も形もない。

 ところどころに放置されたストレッチャーや椅子以外、比較的正常。

 

 ……考えていても仕方が無い。

 わたしは音に注意しながら手前にあるドアを開ける。

 

ξ゚听「まずは女子ロッカーから……

 

 

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:32:28.27 ID:jOKEuikpO

 

きたあああああまってたよ支援

 

 

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:32:46.30 ID:Z6pWhfO30

 

 職員用のロッカー室はかなり整然としていた。

 加えて電灯も生きていて、安心する。

 

 並んだ男女ロッカー室を探して見付かったものは次の通り。

 

・野球選手のサイン入り木製バット、医療用メス

・未開封のビスケット

・オキシドール、コットン、絆創膏

・ナップサック

 

 武器になりそうなもの。

 なんとか食べられそうなもの。

 応急手当て用品、それらを入れる袋。

 

 さらに、一風変わった情報を載せた紙もいくつか入手した。

 

ξ゚听「本当に妙な世界だわ」

 

 赤く染まった紙切れに、黒インクの安定しない筆跡。

 

[ひとりぼっちでどん詰まり。ひとりぼっちを救うなら、ひとりぼっちでどん詰まり。

 行って見つけたおたからだ! こわいおんなに気をつけろ! まっくらどん底気をつけろ!]

 

 

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:33:58.65 ID:Z6pWhfO30

 

 ひとりぼっちでどん詰まり。

 一人ということは三階の個室を示すのだろうか。

 ならば、どん詰まりは一般病室の最奥?

 

 ひとりぼっちを救う。

 特別病室に閉じ込められた女性――愛称はベラ、と名乗った――を助ける。

 行って見つけるのはそのための「おたから」。

 

ξ゚听「馬鹿みたい……。だけど」

 

 それを信じる気になった理由がある。

 拾得した資料はまだある。

 その中のひとつが、さらに異常性を放っていた。

 

 「わたしが拾うこと」を前提とした内容。

 

 口外したことのない事実が、そこに含まれていた。

 

ξ 「掌の上で踊らされているみたいじゃない」

 

 

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:35:24.76 ID:fytMev/MO

 

支援だお

 

 

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:35:26.47 ID:Z6pWhfO30

 

[さみしいあなたはここにきて、もっとさみしいことをする。

 

 おこったあなたはここにいて、もっとおこってしまうんだ。

 

 ひとり##して、ふたり##して、さんにんめにはだれがしぬ?

 

 あなたをおこらすいやなやつ? あなたがおこらすつみびとか?

 

 どんどんどんどんおちていく。にげだすならばいまのうち。

 

 おくにいくならしたがって。まっかな、まっかな、かみきれに。

 

 できればぶじでそとにでて、はしってはしってほしいけど、

 

 それでもほんとはにげれない。まっくらやみにきをつけて]

 

 赤いメモよりもさらに拙く、大きな文字でそれは書かれていた。

 画用紙にカラフルなクレヨン。

 そして挿絵もついている。

 

 子供? が二人、手をつないで涙を流している絵だ。

 

 

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:36:52.60 ID:Z6pWhfO30

 

ξ 「何よこれ」

 

 不思議な感情が湧く。

 何故か。

 

ξ ;)ξ「何なんだろう」

 

 何故か、涙腺が緩む。

 

ξぅ「いけない。急がなくっちゃ。ベラが待ってる」

 

 ロッカーを出て、T字路を右折。

 少し行くと左手にドア。

 

 この病院は、俯瞰すると左右反転させたL字型をしている。

 縦に太く短く、横には細く長い。

 目指すのは、横線の先端。

 

 いくつもの病室が並ぶ廊下の先。

 

ξ 「ふう」

 

 都合、今目の前にある扉は一般病室群への交差点。

 ドアノブに手をかけて、逆の手でバットを握り締める。

 大きく深呼吸してから、ゆっくりと扉を開けた。

 

 

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:37:42.81 ID:vyhdtjIQ0

 

しえすた

 

 

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:38:06.57 ID:Z6pWhfO30

 

 暗い。

 いや、ところどころは明るい。

 弱々しく明滅する電灯がちらほら遠くに見える。

 

ξ;「まっくらやみにきをつけて、ね」

 

 明かりの無い中間地点に広がる闇。

 握った木製バットが手汗、そして乾きかけの血でぬるつく。

 だが、

 

ξ゚听……行くわ」

 

 進むしか、ない。

 

 じゃり、じゃり、じゃり。

 

 ぺきっ、かしゃん、ぱり。

 

 電灯が割れて落ちているらしい。

 

 見えないガラスやタイルを踏みしめ、進む。

 

 

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:39:18.72 ID:Z6pWhfO30

 

 じゃり、じゃり、じゃり。

 

 何かが腰元にぶつかって驚く。

 とっさに手を突き出して触ると、柔らかい布。

 ベッド?

 

 それを避けてさらに前へ。

 

 じゃり、ぺきっ、ぱりっ。

 

 じゃり、じゃり、じゃり。

 

 ガラス、タイル、何かの金属を踏む。

 心拍数はかなり上がっている。

 耳元で自らの血液が巡るのを聞く。

 

 じゃり、じゃり、ぺた、じゃり。

 

 じゃり、ぺた、じゃり、じゃり。

 

 ……?

 

 

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:40:27.05 ID:Z6pWhfO30

 

 喉が急激に渇く。

 心臓がますます早鐘を打つ。

 

 背後から。

 

 ぺた、ぺた、ぺた。

 

 湿っぽい足音。

 

 ぺた、ぺた、ぺた。

 

 思わず身体が硬直する。

 

 ぺたぺたぺたぺたぺた。

 

 近づいてくる、荒い息遣い。

 

 ぺた――それは真後ろで、停まっ

 

 

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:41:42.62 ID:Z6pWhfO30

 

 わたしは即座に走り出した。

 

ξ; ――――!!」

 

 絶叫しかける口を、血生臭い手で塞ぐ。

 怖い。

 怖い。

 

 怖い、怖い、怖い。

 

 怖い怖い怖い怖い怖い怖い!

 

ξ; 「!!」

 

 暗闇で何か柔らかいものを踏みつけた。

 ずるり、足が滑る。

 しかし、手すりにしがみつき態勢を立て直す。

 

 明かりの下まで!

 早く明るいところに!

 

 後ろの「ぺたぺた」が加速する。

 

 

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:42:40.94 ID:Z6pWhfO30

 

 暗くて距離が分からない。

 まだ半分か、それ以下か。

 せめて病室の札さえ読めれば。

 

ξ; 「あ、う」

 

 言葉にならない。

 声が単語にすらならない。

 

 ぺたっぺたっぺたっぺたっ。

 

 背で聴く歩調が、大きい。

 

ξ; 「〜〜〜〜〜!!」

 

 ようやく電灯の下へ。

 

 最後の一歩で急激に身体を反転させた。

 

 そして、手にしたバットを遠心力で振り回す。

 

 木製の棒が「何か」を強く叩く。

 

 

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:42:45.55 ID:fytMev/MO

 

支援支援支援

 

 

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:42:57.13 ID:NUAEAXMCO

 

私怨

 

 

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:43:44.85 ID:Z6pWhfO30

 

 壁にぶつかる「何か」の肌は、てらてらと光を反射していた。

 しかし、考えるよりも早く引き戻したバットを頭上に掲げる。

 そして、振り下ろした。

 

ξ; 「うあっ!」

 

 手応えは一瞬だけ柔らかく、すぐに硬くなる。

 粘膜に覆われたような肌にめり込むバットの先端。

 

「ぐげえええ! うぐええええ!」

 

 やるなら徹底的に。

 

 戻し、振り下ろす。

 上げて、叩きつける。

 両手で、全身で、繰り返しそれを行う。

 

ξ; 「あっ! ああっ! ああああっ!!」

 

 十回。

 二十回。

 それ以上か。

 

 迫っていた怪物が完全に停止した。

 わたしはその場にへたり込む。

 

 

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:44:37.40 ID:jOKEuikpO

 

にげてええええええ

 

 

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:44:57.03 ID:Z6pWhfO30

 

ξ;;)ξ「あああああっ……何よ! 何よ! 何よぉぉおおお……

 

 強くバットを握り締めた指が固まってしまっている。

 それに気付いたのは顔を覆おうとした時だ。

 不機嫌に点滅する電灯が、スポットライトみたいだ、と頭の隅で思う。

 

 嗚咽を漏らし、しばしわたしは動けずにいた。

 五分ほどしてだろうか。

 ようやく周囲を見る余裕ができる。

 

 倒れた怪物の身体はいびつな造りをしていた。

 わたしの胸元くらいの高さまで、逞しい脚で構成されている。

 そして、それが支えていたのは、大人がまるまる入りそうな球体。

 

 胴体と思われるその部分は、頭部でもあったらしい。

 口が地球の赤道のように、ぽつぽつと一列に並んでいる。

 眼球や鼻、耳は見当たらない。

 

 しかし、小さな穴がびっしりと表面に点在していた。

 知覚器だろうか。

 いや、気にすることはない。

 

ξ 「はあ、はあ、はあ、はあ。いか、なくちゃ」

 

 

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:44:59.74 ID:vyhdtjIQ0

 

私怨

 

 

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:45:02.42 ID:jdnpTCSFO

 

支援

 

 

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:46:20.98 ID:Z6pWhfO30

 

 次の電灯はちょうど、どん詰まりを照らしている。

 遠くに見える、目的の病室前が明るい。

 そこまでの視界が遮られないことから、ひとまずの安堵を得る。

 

 かなりの距離を歩いた。

 

ξ 「ここね」

 

 昂ぶった神経ではライトがやたら眩しく感じる。

 交感神経優位の状態では、光の感受性が上がるのだ。

 見開いた目で、ドアのナンバーを見る。

 

ξ 「はは、なによ、49032号室? どこでも良いわ。どん詰まりなんでしょ」

 

 内開きのそれを、ぞんざいに開けた。

 広がる暗闇。

 踏み出しかけた足が宙で止まる。

 

 床がそこにはなかった。

 

ξ 「あはははははは。どん底ね! どん底だわ! どん底! 確かにね!」

 

 

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:47:19.93 ID:Z6pWhfO30

 

 室内かと思われた方向から、声の反響はない。

 力無く視線を虚空に向けた。

 

ξ 「なによ、ここじゃないわけ? ……ん?」

 

 宙に浮いた白く、光を反射する小さなもの。

 手を伸ばし、指先で触れる。

 固い手触り。

 

 それはどこか遥か上空から、細い糸に吊られた鍵だった。

 タグはないが、恐らくベラを助けるのに役立つ「おたから」。

 引っ張ると簡単に糸が切れた。

 

ξ 「早く戻ろう」

 

 帰り道、脚付き大玉の死体を努めて見ないようにした。

 背後からは何も聞こえてこなかった。

 それでも足早に廊下を移動したのは、無理からぬことだろう。

 

 何事もなく特別病室前までたどり着けた。

 

 

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:47:45.61 ID:fytMev/MO

 

超支援

 

 

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:48:57.46 ID:Z6pWhfO30

 

ξ゚听「ベラ、戻ったわ!」

 

 べたつく手を汚れたデニムにこすり付けてから、ドアノブに向き合う。

 手先が震えている。

 それでも鍵はなんとか穴に収まり、開錠できた。

 

ξ゚听「開けるわよ!」

 

 粘り気のある音と共に、分厚い扉が開く。

 

 果たして、開いたドアの向こうに、

 

ξ;「ベ、ラ?」

 

 生存者はいなかった。

 

 明るい房内に横たわった肉の塊と、壁に書かれた文字。

 中は赤いというより、もはや黒色に変色していた。

 

 肉の塊が一瞬、身体を跳ねさせた。

 そして、激しい痙攣をした後、再び沈黙する。

 

 

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:49:51.81 ID:x+PqBvLh0

 

支援

 

 

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:50:00.77 ID:Z6pWhfO30

 

 酸化しきった血文字。

 

Thank you very much. Take it.

 

 矢印が引っ張られて、肉塊の手まで続いている。

 ナース服をまとった、しかし、無数に刺し傷を作られた女性の、死体の手まで。

 一瞬、目に入ったのはピンク色のウサギのシールを貼った名札。

 

[看護婦 イザベラ・クリアウォーター]

 

ξ゚听「ベラ……

 

 今度は目を逸らさなかった。

 彼女の傍らに赤い紙切れが落ちていたのを見つけたからだ。

 踏み入って、抵抗なく紙を拾う。

 

 さらに、ベラからタグ付きの鍵を受け取る。

 もちろん彼女は動かない。

 ただ、そんな気持ちになっただけ。

 

ξ゚听……

 

 

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:51:16.25 ID:Z6pWhfO30

 

 慣れている自分が少し嫌になる。

 平常時なら取り乱す事態だ。

 

 生きていたから助けを呼んだはず。

 だけど、戻ってみれば既に何時間も前に#されていた痕跡。

 

 誰が、どうして、どうやって。

 

 それを考えるだけ無駄かもしれない、と感じてしまっている。

 

ξ゚听「モララー」

 

 彼の言葉がよみがえる。

 

――慣れたら「またか」くらいにしか思わない。

 

 彼は、無事だろうか。

 病院にきた目的は院長と会って#すことだった。

 だが、それよりも彼の安否が気にかかる。

 

 

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:52:35.11 ID:fytMev/MO

 

スーパー支援人だーっ!

 

 

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:52:53.85 ID:Z6pWhfO30

 

ξ゚听「まずは、探さなくちゃ」

 

 探す?

 どっちを?

 それを考える方が無駄だ。

 

 先に会えた人物に対して、臨機応変に向き合おう。

 何をするかは後で良い。

 馬鹿げた世界で予測をしても仕方が無い。

 

ξ゚听「『階段』の鍵か」

 

 わたしが持っているのは正面玄関と裏口の鍵のみ。

 手に入れた鍵が何の意味を持つかは知らない。

 しかし、閉ざされていた以上、何かがあるのだろう。

 

 赤い紙切れも読む。

 

[こわいおんなは下の階。ざっくりすっぱり切りたがる。

 ベラはやさしいお姉さん。きげんをそこねて##された。

 だけどベラはカギかくす。だいじなトコへは行かれない。

 こわいおんなはだいげきど! 手下を使ってだいそうさ!]

 

 

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:55:19.23 ID:Z6pWhfO30

 

ξ゚听「下の階に、『こわいおんな』。大事なトコ……

 

 もう一度、頭に病院の俯瞰図――左右反転したL字――を描く。

 現在地の縦線部分には、手術室、倉庫、エレベーターと階段が集まっている。

 横線にも乗降設備はあるが、二箇所には違いがある。

 

 こちらに近い階段だけが、屋上から地下まで繋ぐのだ。

 エレベーターは地下から、ここ、三階まで。

 この鍵限定の大事なトコとは、それで行ける屋上か地下だと推察できる。

 

ξ゚听「でも屋上は何も無いし、地下なんか、あら?」

 

 ……いや、あった。

 職員が立ち入りを禁止されていたデッドスペース。

 火葬場、死体安置所、忌まわしき薬品庫に並ぶ、謎の部屋。

 

ξ゚听「そこに何かがある?」

 

 わたしは立ち上がり、ベラの房を閉じる。

 そして、踵を返した。

 

 

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:56:30.05 ID:Z6pWhfO30

 

 特別病室から出て、ロッカー室の前を通過、右折。

 すぐそばにある階段へと続くドアを開錠し、そこを通る。

 踊り場の電灯は生きていた。

 

 階段を静かに下りながら、頭の中を整理する。

 わたしがそこを目指す理由についてだ。

 

 探している人物はどちらも場所が分からない、から。

 留まっていても事態は好転しない、から。

 そして、もっとも大きな位置を占めるのが、

 

ξ゚听「あの子が呼んでる気がする」

 

 胸に湧いてきたそれは、半ば、義務感。

 むしろ、自発的な使命感か。

 

 去来するのは少女の声。

 逃げて、という呟き。

 ママ、という呟き。

 

 それが引っ掛かって離れない。

 

 

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:56:55.72 ID:jOKEuikpO

 

支援

 

 

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:57:49.16 ID:fytMev/MO

 

じわじわと支援してやる!

 

 

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:57:51.10 ID:Z6pWhfO30

 

 一度折り返し、下ると二階の踊り場に出た。

 さらに下る。

 

ξ 「なんであんなに悲しそうな声をするの?」

 

 ママ。

 

ξ ;)ξ「なんで寂しそうにわたしをそう呼ぶの?」

 

 ママ。

 

ξ;;)ξ「ブーンとの子だっていう自信が無くて、父親に確信がなくって」

 

 お腹の子を堕胎しているのに。

 ずっとできなくて、やっと身篭った子を#しているのに。

 どうしてわたしをそんな風に呼ぶの?

 

 何故「逃げて」じゃなくて「助けて欲しい」って言えないの?

 

 突如、壁がめりめりと音を立てて様相を変え始める。

 

 あらゆる物の輪郭がぼけて、赤っぽい金属様のものに変質していく。

 表面には、赤や黒、緑などの汚らしい錆び。

 壁、床、天井、全てがそれに覆われていく。

 

 

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:58:07.73 ID:OMs2CszlO

 

コカカカカしえ

 

 

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:59:16.49 ID:Z6pWhfO30

 

 ただれるようにそれらは上から下へと侵食を続けていく。

 流れるように、涙のように、上から、下へ。

 

 めりめり、めりめり、と。

 

 床、そして天井も、いつの間にか金網になっていた。

 足は止めず、怪奇の中を下っていく。

 

 めりめり、めりめり、と。

 

 コツコツという足音が、軽いものに変わる。

 かしゃん、かしゃん、といった具合だ。

 

ξ ……

 

 電灯らしきものは消えうせたが、視界はそれなりに明るい。

 なので、周囲の様子がよく分かった。

 一階踊り場を目前にして起きた変調は、ついにわたしの足を止める。

 

 階段を塞ぐように死体があった。

 それも十を超える数が、金網から生えた、数百もの細い針に貫かれていた。

 ボンテージに束縛されたそれら。

 

 その隙間から一階に通じるドアが見える。

 

 

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:59:43.29 ID:vyhdtjIQ0

 

裏来たな支援

 

 

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 21:59:51.56 ID:fytMev/MO

 

裏キタ!

 

 

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:00:10.71 ID:9BIpFcoOO

 

支援!

 

 

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:00:37.63 ID:Z6pWhfO30

 

 向こう側からなら地下へと降りられるだろう。

 いつの間にか、めりめり、という音が止まっている。

 

 ……この障害が差す意味は十分に伝わった。

 

ξ゚听「二階を中継してから、『こわいおんな』達に挨拶してから、通れってことね」

 

 身近な死体の足元に自分のバッグを認める。

 立てかけられた鉄パイプと、懐中電灯。

 そして、赤い紙。

 

[あのやなヤツがジャマをした。むかつくあいつ、びょういんちょう。

 ワルもおおワル、ちょうおおワル。いそげやいそげ、あぶないぞ。

 終わってしぬにはちょっぴり早い。走れや走れ、走るんだ]

 

ξ゚听「なにが終わるのかは書いてくれないのね」

 

 紙をバッグに入れて、素早く荷物を整理する。

 袋を開けてビスケットを噛み砕き、水で飲み込む。

 随分と空腹であったことにようやく気付いた。

 

 そういえば、吐き戻していたんだっけ。

 

 

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:00:57.65 ID:e7v+lmN30

 

見ーつけた

 

 

 

 

支援

 

 

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:02:07.23 ID:9BIpFcoOO

 

紫煙

 

 

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:02:12.32 ID:Z6pWhfO30

 

 バットはそこに捨ておいて、鉄パイプに持ち返る。

 医療用メスは懐にしまったままだ。

 肩掛け鞄の中に、持ち込みの凶器、回転式拳銃を確認。

 

ξ゚听「これで三人目に#すのは……

 

 答えは出ない。

 

 頭を振ってから鞄を取り上げると、階段を上り始める。

 目指すドアはすぐそこだ。

 錆び付いた蝶番を軋ませて、二階に出る。

 

 床の金網を覗きこんでも階下は暗闇で、天井も同じく「天井知らず」に暗い。

 上下の空間が各階で切り離されているようだ。

 それでも、二次元的な内部構造が変わっていないことを期待する。

 

 側にある扉をくぐれば、三階と同じように病室側へ行ける。

 

 はずだった。

 

 

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:02:22.33 ID:sIPfsda/0

 

静岡で生き残る事が出来るのはシブいオヤジのみ!!

 

 

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:02:40.55 ID:Sh1AA+080

 

裏って何?ゲームで裏シナリオあるの?

 

 

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:04:26.81 ID:Z6pWhfO30

 

ξ゚听……まっすぐ行かせてくれないか」

 

 直接そちらに通じる扉は完全に封鎖されていた。

 有刺鉄線と鎖が強固に絡まりあっており、断ち切れるレベルを超えていた。

 それらは一括して頑丈そうな小箱に留められている。

 

 その変則錠前の上部には、何かを差し込むような細長い口。

 

ξ゚听「また赤い紙」

 

 箱に張られた紙の黒文字は、今回は簡潔だった。

 

ξ゚听「『さんかくがカギを持ってる』。さんかく。三角?」

 

 裏返しても、それ以上は何も書いていない。

 三角とはなんだろう?

 この病院にまつわる三角?

 

ξ゚听「何のことかしら……

 

 立ち止まって考える。

 

 

 その時、背後で金網が小さく軋んだ。

 

 

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:05:35.09 ID:Z6pWhfO30

 

ξ;「!」

 

 パイプを構えて音から離れるように壁際へと退避。

 振り向いた先には、

 

(メメ・∀・)「……生きてたか」

 

 疲弊しきった様子のモララーがそこにいた。

 

 傷だらけで、汚れていたシャツがさらに返り血を浴びている。

 黒いスラックスとともに多くの切り傷を付けられていた。

 手には拳銃、しかし、背にナップサックはない。

 

ξ;「モララー! 良かった!」

 

 自分が素直に彼の無事を喜んでいるのに驚く。

 駆け寄り、あまつさえ鞄から応急キットさえ取り出した。

 

ξ;「わたし、気付いたらどこかに運ばれていて、それで――

 

 硬直。

 

 

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:06:34.30 ID:Z6pWhfO30

 

 

 

 目の前の男は、わたしに銃口を向けていた。

 

 

 

 

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:06:41.00 ID:E5+S5VnKO

 

三角といえば赤い三角頭…

 

 

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:06:41.06 ID:e7v+lmN30

 

━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 

 

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:07:41.96 ID:Z6pWhfO30

 

(メメ・∀・)「質問に答えろ」

 

 疲れた表情の中、眼だけが強い意志を宿している。

 

(メメ・∀・)「二年前、お前は何をしていた」

 

 嘘は、つけないようだった。

 

ξ゚听……この病院で看護婦を」

 

(メメ・∀・)「担当」

 

ξ 「小児の入院患者」

 

 わたしは、ぐ、と下唇を噛む。

 

 この男は、知ってしまった。

 

(メメ・∀・)「じゃあ覚えがあるよな。俺の息子の名前によ。マタンキだよ、マタンキ」

 

 やや間を空けて、首肯。

 

 

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:08:54.40 ID:Z6pWhfO30

 

(メメ・∀・)「じゃあよ、教えてくれ。何でうちのガキは死んだ?」

 

 鞄の拳銃を取り出す隙はない。

 それに、あちらは自動小銃。

 引き金を引けばすぐに弾が出る。

 

 確か、回転式拳銃はグリップの上にあるコックを倒す必要がある。

 普段扱わないそれを、素早く抜き、狙いを定め、撃つ。

 不可能だ。

 

(メメ・∀・)「答えろ」

 

 彼の瞳に怒りがにじむ。

 

(メメ・∀・)「言えって」

 

 歯がカタカタと鳴る。

 拳銃に対する恐怖は当然ある。

 でも、それだけじゃない。

 

 わたしの罪を、吐露させられるのが、たまらなく怖かった。

 

 

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:09:21.88 ID:BNmGEPldO

 

カラーコーンさんまだー

 

 

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:09:56.46 ID:vyhdtjIQ0

 

三角様来る?支援

 

 

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:10:00.11 ID:Z6pWhfO30

 

 聴きたくない。

 その言葉は聴きたくない。

 

 #した、#す、#せ。

 

 嫌だ、嫌なんだ、その言葉は……。

 

 モララーは、しかし、口にする。

 

(メ#・)「てめえが殺したんだろうがッ!!」

 

 モララーが声を張り上げた。

 金網を荒々しく踏みつける。

 

(メ#・)「俺のガキを、この病院で殺したんだろうが! 答えろよツン!!

      殺したんだろう! 人殺しが! クズだ、お前はクズだ!!」

 

ξ ……

 

 モララーが大きく息を吸った。

 

 

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:11:08.14 ID:Z6pWhfO30

 

(メ#・)「認めろ! お前の罪を認めろ!」

 

 わたしは何も言えない。

 

(メ#・)「カルテを見つけた! 馬鹿な付箋が一枚貼ってあった!」

 

 思い出す、その付箋の内容。

 だが、それはカルテごと、とうの昔に処分したはずだった。

 

(メ#・)「『ツンさんへ。マタンキ君の保護者の支払い能力に不安。よって、手術前の処置をうっかり間違えないように

      手術前の処置をうっかり? 金が無いから殺せって意味だろ!? 金なら用意できたのに!!」

 

 さらにまくし立てるモララーは、果たして、矛盾に気付いているのだろうか。

 ひとつだけ、彼は忘れている。

 

ξ 「待って、モララー」

 

(メ#・)「あ!? ようやく認める気になったか!?」

 

 わたしは、ぶるぶると震えていた身体をなんとか抑える。

 

 

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:12:22.98 ID:fytMev/MO

 

一人目が子供で

二人目三人目がモララーと院長か?

 

 

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:12:37.79 ID:Z6pWhfO30

 

ξ ……ひとつだけ聞かせて。あなたは言ったわね。

       心臓の手術をして、術後、急に亡くなったって」

 

(メ#・)「それがなんだ! 質問してるのは俺だぞ!」

 

 見れば、彼は怒りのあまり銃を下ろしていた。

 握り締められた拳が白くなっているのが見える。

 力を込めすぎているようだ。

 

ξ 「さっき、あなたはなんて言った?」

 

(メ#・)「は! 何度でも言ってやる! 手術前の処置を――

 

ξ 「なのに、何故、あなたは術後に亡くなったって記憶しているの?」

 

 モララーが意表を突かれた表情になる。

 

ξ 「あなた、マタンキ君の側にいなかったのよ」

 

(メメ・∀・)「……なんだと?」

 

ξ 「お見舞いに行った?」

 

(メ#・)「当たり前だ!」

 

 

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:14:10.69 ID:Z6pWhfO30

 

ξ 「マタンキ君が亡くなる前、あなたはどこにいたか覚えている?」

 

(メメ・∀・)「俺はもちろん会社で――」

 

 畳み掛けるように問う。

 

ξ 「会社名は? 場所は? 給与は?」

 

 沈黙。

 

(メ;・)「お、俺は……。俺は会社で……、会社? 会社の場所、場所、あれ?」

 

ξ 「マタンキ君のお見舞いに来たのは、彼のおじいさんだけ。

       あなたはわたしと面識がなかった。でしょう?」

 

 嘘ではない。

 

 初めに彼から息子の名前を聞いた時からあった違和感。

 わたしはマタンキの担当を受け持っていた。

 普通、看護婦の方が担当患者の親族を忘れていても、その逆はない。

 

 少なくとも、自己紹介の時に名前を聞いて、思い出してもいいはずだ。

 

 

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:14:20.71 ID:jOKEuikpO

 

しえしえん

 

 

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:14:36.28 ID:fytMev/MO

 

サイレントヒルと言えば三角頭とナースだよな

 

 

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:14:40.78 ID:9BIpFcoOO

 

支援支援。

モララー……?

 

 

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:15:23.02 ID:Z6pWhfO30

 

 なのに彼は、さも自分が「手術後まで見ていたかのように」語る。

 

 そして、今、手術前にわたしが#した、と言う。

 

ξ 「あなたも罪人よ」

 

(メ;・)「そんな、いや、俺は、しがない会社員で」

 

ξ 「無職の男性、押し入り強盗で一名射#」

 

 銃を慣れた手つきで扱うモララー。

 正確に怪物を撃ち、退けた男。

 

ξ 「動機は」

 

(メ; )「ど、動機は……?」

 

ξ 「覚えてる?」

 

 わたしは卑怯だ。

 自分が罪を認める前に、彼を責めている。

 彼が息子のためにしたことを、責めている。

 

 

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:16:04.30 ID:jOKEuikpO

 

えっモララー?

 

 

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:16:42.05 ID:Z6pWhfO30

 

 モララーが膝から金網の床に崩れる。

 取り落とされた拳銃が少しだけ跳ねた。

 さらに、眼元から雫も落とされる。

 

 思い出して、しまったらしい。

 

(メメ;;)「マタンキの、あいつの手術費用を手に入れたかった」

 

ξ 「そして、手術前にあなたは捕まった。その後のことは、わたしは知らないわ」

 

(メメ;;)「そうだ、俺が、俺が原因でマタンキの手術は遅れた。焦って、でも、職もなくて。

      家に強盗に入ったんだ。女がいて、抵抗した。俺はその人を……」

 

 逮捕後、どういう経緯で彼がここにいるのかは語られない。

 懲役を終えるのに、少なくとも二年では足りないだろう。

 まともな服を着て、健康そうな体つきで、どうやってサイレントヒルに来られたか、彼も覚えていないようだった。

 

(メメ;;)「分からない。なんだ? なんで俺はここに」

 

ξ 「わたしもよ。わたしも、そう。人を#…………ころ、した、わ」

 

 

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:17:55.31 ID:Z6pWhfO30

 

 昔の話だ。

 

 風の強い日、屋上でシーツを取り込んでいた。

 設置されたフェンスの近くに男の子を見つけた。

 病室で寝ているはずのマタンキだった。

 

――僕のお父さん、人を殺したの?

 

 わたしはその時、眼を逸らしてしまった。

 彼は自らの家庭が決して裕福でないことを知っていた。

 何故、モララーが犯罪に手を染めたのかも理解していたようだった。

 

――僕のせいかな……。入院なんかするから。

 

 この国では保険に加入していない場合、莫大な医療費がかかる。

 社会的弱者は、保険料すら払えない。

 彼の父親、モララーもその一人だった。

 

――ねえ、ここって、落ちたら死ねるかな。

 

 そして、フェンスをよじ登る音。

 わたしはシーツを放って駆け出した。

 でも、手を伸ばした時、彼はもうフェンスの頂上をまたいでいた。

 

 

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:18:18.58 ID:fytMev/MO

 

良い緊迫感だ

 

 

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:19:20.35 ID:Z6pWhfO30

 

――あっ。

 

 一陣の突風。

 わたしの掌に確かな「押した」感触。

 

 それらは同時。

 

 叫んだ。

 フェンスを掴んだ。

 その向こうを落ちていく、少年。

 

 あっけに取られたような表情が落下していった。

 

 わたしが押した?

 押して、落とした?

 殺して、しまった、のか?

 

 人が地面に衝突する音は、案外、鈍いものだった。

 

 

ξ;;)ξ「そうやって、マタンキ君を突き落としてしまった。

       わたしはお腹にいた赤ちゃんも殺した。子供の命を二つも奪った」

 

 

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:19:57.72 ID:9BIpFcoOO

 

支援…

 

 

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:20:36.98 ID:Z6pWhfO30

 

 事故として片付けられ、ゆすられるネタにされた罪を、認める。

 胸が張り裂けそうだ。

 認めて、赦されるわけがない。

 

 懺悔、告白、言い訳。

 

 どれも等しく、赦される理由にはならない。

 

ξ;;)ξ「そうよ。あなたの言うとおり、わたしはクズだわ。マタンキ君を殺したもの」

 

 モララーと向かい合うように、わたしも座り込む。

 金網が軋んだ。

 

 赦されたい。

 怖い。

 誰かに後ろ指を差されているのではないか。

 

 後ろめたい気持ちを消して欲しい。

 罰を与えて欲しい。

 誰か、誰かに助けて欲しい。

 

(メメ;;)「いや、俺は、俺がマタンキを殺したのか? 追い詰めたのは、俺か?」

 

 向き合って、泣く。

 わたし達は互いに、確実に一人を殺し、もう一人を間接的に殺した。

 この最悪を、誰か、誰か――。

 

 

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:21:00.39 ID:fytMev/MO

 

一人目がマタンキで

二人目が自分の子供か

 

 

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:21:44.25 ID:Z6pWhfO30

 

 割り込む、何かの気配。

 

 

 ぎゃりりりり。

 

 

 金属同士の擦れあう音。

 

 

 ずん。

 

 

 そして、重々しい足音。

 

 

ξ;;)ξ「え?」

 

(メメ;;)「なっ、なんだ?」

 

 

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:22:21.10 ID:dCDt+IV+0

 

ヒイイ

 

 

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:22:30.34 ID:fytMev/MO

 

三角頭キターーー!

 

 

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:22:31.02 ID:do0K+pA/0

 

三角様キター

 

 

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:23:25.54 ID:e7v+lmN30

 

キター

 

 

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:23:27.89 ID:vyhdtjIQ0

 

三角様ー!

 

 

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:23:45.00 ID:APbNJHZOO

 

試演

 

 

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:23:49.02 ID:Z6pWhfO30

 

 それらはエレベーター方面から聞こえてきた。

 ゆっくりとした、連続した、はっきりとした音。

 ワンセットの間隔は、長い。

 

 

 ぎゃりりりり。

 

 ずん。

 

 

ξ ;)ξ「何の音……

 

 

 ぎゃりりりり。

 

 ずん。

 

 

(メメ )「……おい、なんだ、あれ」

 

 

 やがて、エレベーターホールの角からそれが姿を現す。

 

 

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:24:46.97 ID:E5+S5VnKO

 

きたか?きたか?

 

 

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:24:59.36 ID:APbNJHZOO

 

三角ktkr

 

 

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:25:07.43 ID:9BIpFcoOO

 

キタキタ支援

 

 

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:26:05.80 ID:fytMev/MO

 

ツンが大剣を振り回しモンスターを倒す姿を希望する

 

 

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:26:06.24 ID:Z6pWhfO30

 

 ぎゃりりりり。

 

 身の丈ほども長い、肉厚の刃物が床を擦る。

 

 ずん。

 

 ぼろきれを纏った身体がそれを引きずり、歩く。

 

 一歩踏み出して、異常に大きな包丁、ナイフ、あるいは鉈を引く。

 一見まともな人間の容貌であるのに、遅々とした歩み

 

 それが、わたしの背筋を凍らせた。

 モララーも全身を強張らせている。

 

 赤く錆びた金網の上を歩く「人の形をした何か」は、特徴的な兜を被っていた。

 赤黒く、ひどく重そうで、そして大きな金属の被り物。

 天辺に頂点を持ち、底辺の部分が肩、胸までをすっぽりと覆っている。

 

 ああ、そうか、これが。

 確かにそう見える。

 それにしても、非現実的な存在だ。

 

 

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:27:41.30 ID:vyhdtjIQ0

 

支援支援!

 

 

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:28:11.34 ID:Z6pWhfO30

 

 [三角が鍵を持ってる]

 

 

 ぎゃりりりりりりりり、と大鉈が、三角の被り物の上に、振りかぶられた。

 

 

Save

 

 

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:28:23.19 ID:sLHBNmymO

 

支援

 

 

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:28:57.63 ID:E5+S5VnKO

 

三角頭キタァァァァァァァァ

 

 

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:29:21.65 ID:Z6pWhfO30

 

今回はここまで。

此度も支援ありがとうございました。

 

質問、意見、あと誤字脱字受け付けます。

 

 

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:30:04.32 ID:jOKEuikpO

 

超乙!!

明日もこれる?

 

 

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:30:48.65 ID:e7v+lmN30

 

乙乙乙!

次回はいつだ?日付と時間の指定よろしくお願いします

 

 

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:31:17.31 ID:fytMev/MO

 

乙乙乙

後何回位で終了?

 

 

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:32:57.06 ID:JLDZ9CkZ0

 

ブーンとツンはいつごろ知りあったん?

伏線なら言わなくていいけど

 

 

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:36:06.52 ID:9BIpFcoOO

 

乙ー

サイレントヒル買おうかな。

怖そうだけど面白そうだ

 

 

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:36:52.44 ID:Z6pWhfO30

 

>>113

実はできてる書き溜めはここまでなんです。

禿げ上がるほど脳みそに書きたいことがあるんだけど、時間が足りなくって。

 

>>114

次は一週間以内を予定。

ただ、上記の通り進みが分からない。

ちょっとその辺は後述します。

 

>>115

これもちょっと後で。

 

>>116

むふふ。

 

 

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:36:55.59 ID:lWZzPqSlO

 

うはー!面白い!

乙!

 

 

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:38:14.96 ID:Z6pWhfO30

 

>>117

1をやって暗闇に恐怖。

2をやってグロさと悲しさに感動。

3をやってUFOエンドに爆笑。

4をやって異質なめんどくささを体感。

 

3までなら是非お勧めしますよ。

 

 

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:40:23.33 ID:fytMev/MO

 

サイレントヒルの歌〜♪

皆で歌おう〜♪

 

 

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:42:11.36 ID:Z6pWhfO30

 

さて、投下日時とかについての質問。

 

こんな感じで行くと、あと二回のSaveと一回のエンディングまでが必要です。

それを分割して投下するなら、多分、最速水曜日に投下できます。

 

で、問題は次の投下までが時間開いてしまうこと。

この場合、木曜金曜と時間が無いので、土日に投下できるとは限りません。

 

それで、来週の日曜午後九時に照準を合わせると、それなりに連日出せます。

 

どっちがいいですか?

 

 

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:44:45.89 ID:e7v+lmN30

 

正直、>>1の都合でいいと思う

予告してくれりゃ俺は>>1に合わせるぜ

 

 

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:45:08.07 ID:fytMev/MO

 

とりあえず作者のしたい方が良い

 

 

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:45:14.03 ID:kVeqBFKeO

 

PS2】あの敵キャラが今後は主人公!?「テイルズ オブ バルバトス」が9月下旬に発売決定

http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/gamenews/1210034408/

 

きwwwたwwwwこwwwwwれwwwwww

 

 

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:47:25.54 ID:Z6pWhfO30

 

>>121

皆で〜皆で〜 うたいましょ〜

 

>>123

おk。

すっと、来週土曜、同じ時間を目処に投下します。

十五分過ぎて来なかったら、日曜に、って感じで。

 

>>124

把握。

 

 

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:49:54.17 ID:APbNJHZOO

 

カツオくださ〜い

 

 

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:50:09.83 ID:/71UEQE10

 

時間かかっていいから書きたいこともしっかり書いて仕上げてくれ

 

 

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:51:32.85 ID:Wj59F0U+O

 

アイリーンに甘えたい

 

 

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:52:15.81 ID:Z6pWhfO30

 

>>127

ダーグラス ダーグラス

 

(中略)

 

魚屋さんだーかーらー!

 

>>128の言葉に甘えると、日曜が濃厚に。

短編書くって言ったのに、好きすぎてひろがっちゃいました。

 

 

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:53:42.56 ID:Z6pWhfO30

 

>>129

ぶっちゃけ、彼女は同行するまでの方が可愛いです。

アイシャドウなのかアザなのかわかんないもの。

 

 

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:54:28.08 ID:/71UEQE10

 

>>130

がんがん広げてくれ

 

収拾つかなくなっても困るが

 

 

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:57:37.56 ID:fytMev/MO

 

リンク作品は作らないかい?

ギコのやつ

 

 

134 名前: s7L3t1zRvU 2009/04/26() 22:57:53.92 ID:Z6pWhfO30

 

>>132

はい、留意します。

プロット段階のまま書いてたら、死ぬとこでした。

 

 

では、今回はこの辺で。

 

改めまして文丸さん、まとめありがとうございます。

修正も進めねば。

 

ノシ

 

 

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:59:15.42 ID:JLDZ9CkZ0

 

伏線・謎解きだけじゃなくて、恐怖感煽るメモも欲しいんだぜ

2の屋上のみたいな

 

 

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 22:59:33.85 ID:Z6pWhfO30

 

>>133

現行放置がやばくなるので、完結してから考えます。

あの時適当に書いたタイトル忘れちゃいましたし。

 

なんだっけ、血錆びになんたら。

 

 

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 23:01:38.13 ID:Z6pWhfO30

 

――閉じようとした瞬間、わたしは意見を発見した。

 

>>135

あ、実は拾得メモは各SaveLoad間に作るつもりでした。

でもξ゚听が気絶したし、まだ拾ってないしで、

次回の冒頭に持ってきたいと思ってます。

 

 

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 23:03:23.82 ID:fytMev/MO

 

とりあえずとても楽しめたぜ

改めて>>1乙!

 

 

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26() 23:03:48.28 ID:JLDZ9CkZ0

 

伏線・謎解きだけじゃなくて、恐怖感煽るメモも欲しいんだぜ

2の屋上のみたいな