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( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 249: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土)
21:11:06 発信元:123.108.237.26 >>247 ジョルジュも弓もマジかっこいいな……乙! ちょっと長いけど! 俺! 投下! する! 250: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 1/30 2010/06/05(土) 21:12:37 発信元:123.108.237.30 ( ;ω;)「ここ、どこだお……」 暗い暗い夜の道。 さ迷い歩く少年1人。 ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 251: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 2/30 2010/06/05(土) 21:13:53 発信元:123.108.237.29 皆から「ブーン」という愛称で親しまれている内藤ホライゾンは、小学二年生になったばかりの少年である。 その日、彼は夕飯前に母親と喧嘩してしまった。 理由などは些細なものだったのだが。 (#^ω^)『もうカーチャンなんか知らないお!』 そう叫んで、家を飛び出したのが2時間ほど前のこと。 泣きながら、頭の中を母への罵倒で満たしながら、ただただひたすらに。 家から――母から少しでも離れようとがむしゃらに走って。 走って、走って。 そして、今。 ( ;ω;)「わかんないお、わかんないお……」 彼は、現在地を把握出来ないまま、真っ暗な道をとぼとぼと歩いていた。 いわゆる迷子だ。 252: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:14:23 発信元:210.136.161.69
支援!する! 253: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:16:03 発信元:219.126.31.48
風呂前の支援 254: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 3/30 2010/06/05(土) 21:16:20 発信元:123.108.237.27 ブーンが家を出たのが17時だったから、現在の時間は19時ほど。 まあ、正確な時間など、時計を持たぬブーンは知りようもないが、今が夜であるということだけは分かっているようだ。 まだ幼いブーンからしてみれば、それだけの情報でも十分恐ろしくて仕方がない。 細い夜道を1人で歩く。 明かりといえば広い間隔で設置されている街灯程度。 音といえば自分の泣き声と足音程度。 ( ;ω;) 暗い。 寒い。 お腹がすいた。 寂しい。 こわい。 ( ;ω;)「……神様……」 思わず口にした言葉。 ブーンが今よりも小さい頃、夜寝る前に母親が話していたこと。 『――神様が、いつも傍にいてくれるから。 困ったことがあったら、神様が助けてくれるのよ』 255: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 4/30 2010/06/05(土) 21:19:20 発信元:123.108.237.30 ブーンの住んでいる地区では、生まれたときに、近所の「茂名神社」へ行けば、 そこの神様が一生護ってくれるという言い伝えがあった。 今となっては実行する者も少ない廃れた風習だが、母も、その言い伝え通り、 8年前に赤子のブーンを神社に連れていった。 だから神様が護ってくれていると、母は毎日のように話していたのだ。 ( ;ω;)「……神様ー……」 ブーンが祈るように呟く。 だが、このとき彼を救ったのは神ではなかった。 「何してるの」 ( ;ω;)「ひっ!」 冷ややかな声。 ブーンは辺りを見渡した。 「前よ、前」 声の言う通りに、前へ目を向ける。 少し先にある街灯。 その光の下に、少女がいた。 256: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:20:54 発信元:118.15.157.183
ホラーだったらどうしよう支援 257: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 5/30 2010/06/05(土) 21:22:24 発信元:123.108.237.25 ξ゚听)ξ「あんた、こんなところでどうしたのよ」 少女といっても、ブーンよりもずっと年上のようだ。 高校生ほどだろうか。 金色の巻き毛を二つに結った、可愛らしい顔立ちの女の子。 真っ白いワンピースを身にまとっている。 ( ;ω;)「お……」 ξ゚听)ξ「さっさと家に帰りなさい。 夜にこんなところにいたら危ないわよ」 睨むような瞳、突き放すような口調。 それでも、ブーンは彼女を恐れなかった。 ( ;ω;)「……おうち、わかんないお……」 ξ゚听)ξ「……なあに、迷子?」 ( ;ω;)「……お」 こくり、頷いて返すと、少女は溜め息を漏らした。 ξ--)ξ「家に帰りたい?」 ( ;ω;)「……」 258: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 6/30 2010/06/05(土) 21:25:38 発信元:123.108.237.3 答えに詰まる。 母と喧嘩して出てきた手前、素直に帰りたいと言うのは悔しいのだろう。 でも。 ( ;ω;)「帰りたいお……」 ここで意地を張ってしまったら、二度と帰れなくなる気がしたのか。 ブーンはもう一度、頷いた。 ξ゚听)ξ「そう。……おいで」 少女が手招きをする。 ブーンは駆け足気味に、少女へ近寄った。 ようやく孤独から逃れる。 「ツン」 ξ゚听)ξ「!」 少女の後方から声。 少女は、ブーンを背に隠すようにして振り返った。 川 ゚ -゚)「どうしたんだい、美味しそうな匂いをさせて」 ξ゚听)ξ「……何も」 声の主は、20代ほどの、美しい女性だった。 長い黒髪。藍色の着物。 闇の中に溶けていってしまいそうな。 259: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:26:52 発信元:27.228.69.93
シエニコフ 260: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:28:20 発信元:124.146.175.23
スランプ中で泣きそう支援 261: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 7/30 2010/06/05(土) 21:28:29 発信元:123.108.237.4 ( ;ω;)「……?」 川 ゚ -゚)「おや」 ξ;゚゚)ξ「あっ……!」 少女の後ろから顔を覗かせたブーンを見て、女性が口元を緩める。 対して、少女は慌てたようにブーンの頭を右手で押しやった。 川 ゚ -゚)「ずるいね、ツン」 ξ;゚゚)ξ「……何が」 川 ゚ -゚)「独り占めするつもりだったのかい」 ξ;゚゚)ξ「違う! この子はただの迷子よ、家に帰すの!」 川 ゚ -゚)「子供の肉は美味いものな。 ぷりぷりとしていて、やわらかくて。 汚れていない、澄んだ味で。綺麗で。甘くて」 独り占めしたくなる気持ちも分かるよ、と。 女性は言う。 ξ#゚゚)ξ「私は子供なんか食べないわ!」 川 ゚ -゚)「ならばどうする」 262: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:31:26 発信元:119.245.203.2
支援! 263: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 8/30 2010/06/05(土) 21:31:48 発信元:123.108.237.3 ξ#゚゚)ξ「言ったでしょう、帰すのよ」 川 ゚ -゚)「なんて勿体ない。 食べないというなら私にくれよ」 ξ#゚゚)ξ「あげるわけ……っ」 川 ゚ -゚)「ああ恐い。分かった分かった。 食べないから、そんなに怒るなよ」 少女が怒り、女性が笑う。 ブーンはきょとんとして、黙って2人のやり取りを眺めていた。 川 ゚ -゚)「ただ、せめて、その子の涙だけでも味見させてくれ」 ξ#゚゚)ξ「……何するつもり」 川 ゚ -゚)「噛んだり千切ったりしないよ。 舐めるだけ……」 音も立てずに女性が歩み寄る。 ξ#゚゚)ξ「近寄らないで!」 川 ゚ -゚)「涙一滴でいいんだ。本当だよ」 言い合う内に、女性は少女の目の前に立った。 そして、ブーンに手を伸ばす。 ξ;゚゚)ξ「ちょっと――」 264: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:33:07 発信元:124.146.175.76
しえんしえん 265: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:34:18 発信元:58.88.227.48
しぇんしぇn 266: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 9/30 2010/06/05(土) 21:34:25 発信元:123.108.237.30 ( ;ω;)「――おっ?」 女性の人差し指がブーンの頬に触れる。 涙の跡を擦るように、指が頬を辿って。 目尻に浮かぶ滴をすくい取った。 ぺろり。それを舐める。 川 ゚ー゚)「美味いな」 満足そうな笑みを浮かべて、女性は踵を返し、闇へ溶け込んでいった。 ξ゚听)ξ「……お家に帰してあげる」 女性の向かった方向をしばらく睨みつけていた少女は、不意に口を開いた。 ξ゚听)ξ「帰るためには、少し歩かないといけないわ。 その途中、変なのに会うだろうけど……。 私と一緒にいれば、きっと大丈夫だから」 だから私から離れないで。 そう言って、少女は右手でブーンの左手を握った。 ξ゚听)ξ「名前は?」 ( うω;)「……内藤ホライゾン……」 267: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:39:53 発信元:124.146.175.67
クー怖い 268: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:40:29 発信元:58.88.227.48
なんだろうか 269: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:42:30 発信元:61.198.173.83
狂気 270: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 10/30 2010/06/05(土) 21:43:32 発信元:123.108.237.21 ξ゚听)ξ「ホライゾン」 ( ^ω^)「あだ名はブーンだお」 ξ゚听)ξ「じゃあ、ブーン。 私はツンよ」 ツンと名乗った少女は、ブーンの手を引いて歩き始めた。 しばらく歩くと、前方にうずくまる人がいるのを見付けた。 ツンが警戒するように足を止める。 ( )「……いてぇよぉう……」 ξ゚听)ξ「ドクオ?」 (A` )「ああ……ツンかぁ……」 ツンの言葉を聞いて、その人はツンへ僅かに顔を向けた。 貧相な顔つきの、痩せぎすの男だ。 ドクオ、というらしい。 ξ゚听)ξ「どうしたのよ、そんなところで」 (A` )「体のあちこちが痛くて……苦しいんだ……」 271: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:48:07 発信元:114.166.232.207
しえん 272: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 11/30 2010/06/05(土) 21:49:11 発信元:123.108.237.5 悲痛な声。 ブーンは、初対面ではあるものの、この男があまりにも苦しそうにするので、可哀相に思えてきてしまったようで。 自分に何か出来ないものかと駆け寄ろうとしたが、 ξ゚听)ξ「離れないで」 (;^ω^)「あ、う……」 つないだ手を強い力で引かれたため、諦める。 ツンの顔を見上げてから、再びドクオを見ると。 ('A`) 先程まで傾いでいた顔が、真っ直ぐブーンへ向けられていた。 爛々と光る目が、不気味だ。 ('A`)「子供の肉、喰えばぁ……治るんだけど、なぁ……」 (;^ω^)「ぼ、僕、食べられないお……」 ('A`)「喰えるよぉう……すっごく美味いんだ……」 ξ゚听)ξ「ふざけないで。仮病でしょう。 ブーン、無視していいわ」 ('A`)「ふふ、ひひひ。ばれちったぁ……。 まあいいやぁ、クーがみんなに言い触らしてたからなぁ、誰かが捕まえてくれる……。 そしたら山分けするんだぁ。 俺は右手の親指から中指……」 273: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:50:58 発信元:210.136.161.69
支援 274: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:51:08 発信元:58.88.227.48
おぞまっ 275: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 12/30 2010/06/05(土) 21:53:31 発信元:123.108.237.26 ブーンの手をじっと見つめて舌なめずりをするドクオ。 口の端から、ぽたりと涎が流れ落ちた。 (;^ω^)「……ツン……」 ξ゚听)ξ「気にしないで。 ドクオ、邪魔よ。どきなさい」 ツンが命令する。 ドクオは耳障りな引き攣った笑い声をあげると、立ち上がり、ツン達に背を向けた。 ( 'A)「早く喰っちまいてぇなぁ……」 ξ#゚゚)ξ「さっさと消えなさい!」 ( )「はいはい、分かりましたよぉう……」 ひたひた、裸足のドクオが去る。 その姿が見えなくなるまで、2人は息を殺して突っ立っていた。 (*゚ー゚)「あら、ツン。可愛い子を連れてるのね」 (,,゚Д゚)「どこから攫ってきたんだ」 ξ゚听)ξ「……しぃ、ギコ」 次に遭遇したのは、やわらかな笑みを湛えた女と、厳つい顔をした男。 ツンは、女をしぃ、男をギコと呼んだ。 276: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:56:17 発信元:124.146.174.6
どうなるんだ・・・・ 277: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 13/30 2010/06/05(土) 21:58:51 発信元:123.108.237.22 (*゚ー゚)「こんばんは、僕」 ( ^ω^)「こんばんは……」 (,,゚Д゚)「ちゃんと挨拶して偉いな」 (*^ω^)「……こんばんは」 (,,゚Д゚)「おう」 褒められたブーンは頬を染め、ぺこりと頭を下げた。 可愛い、と、しぃがくすくす笑う。 (*゚ー゚)「いい子ね、うちの子にしたいわ」 (,,゚Д゚)「そうだな。坊主、俺達の子供にならねえか?」 (*゚ー゚)「幸せにしてあげるわ。 美味しいものを食べさせてあげるし、好きなことをさせてあげる。 目一杯甘やかしちゃうわよ」 ξ゚听)ξ「そんなこと言って、すぐに食べるんでしょう。 ブーン、あいつらは悪い奴よ。言うこと聞いちゃ駄目」 (;^ω^)「……わかったお……」 ブーンは、しぃとギコが悪者であるとは思えないらしい。 それも仕方ない、どこからどう見ても優しそうな男女。 278: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 21:59:49 発信元:58.88.227.48
カニバリズム 279: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:01:18 発信元:210.153.86.44
支援 280: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:02:01 発信元:210.169.97.105
俺ならついて行く しえ 281: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:03:18 発信元:219.108.157.21
面白いな 支援 282: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 14/30 2010/06/05(土) 22:03:23 発信元:123.108.237.21 しかし、ツンの言葉とブーンの返事を聞いた彼らは、即座に本性を現した。 (*゚ー゚)「あらあら残念」 (,,゚Д゚)「……ちっ、ツンの奴め。 あいつがいなけりゃ、今頃は」 ξ゚听)ξ「いいから、どこかに行って」 (*゚ー゚)「つまらない子」 (,,゚Д゚)「まあ誰かが捕まえてくれるさ」 (*゚ー゚)「そうね」 ξ#゚゚)ξ「……行けって言ってるの」 (*゚ー゚)「うふふ、坊や、またね」 (,,゚Д゚)「また後でな。 ……会うときにゃあ、お前は左足だけになってるだろうが」 (;^ω^)「……」 やはり、ツンの言う通りだった。 しぃとギコは忍び笑いを残し、道の奥へ消えていった。 283: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 15/30 2010/06/05(土) 22:08:34 発信元:123.108.237.4 ここは。 おかしい。 (;^ω^)「……どうして、みんな、僕を食べようとするんだお?」 ξ゚听)ξ「……」 ドクオも、しぃもギコも、初めに会った女性も。 みな、ブーンを食べると言う。 まるで――。 まるで、物語に出てくる化け物のようだ。 ξ゚听)ξ「……ここは、あなたが住んでいるようなところとは違うの」 (;^ω^)「え……」 ξ゚听)ξ「あなたは迷い込んできてしまったのよ。 少しだけ違う世界に」 ツンは、前を向いたまま説明するが。 ブーンにはいまいち理解ができない内容だ。 ξ゚听)ξ「ここに住んでるのは、あなたとは違う生き物たちなの。 ……おばけって言ったら分かる?」 (;^ω^)「おばけ……」 284: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:11:30 発信元:58.88.227.48
OBAKE 285: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 16/30 2010/06/05(土) 22:13:13 発信元:123.108.237.25 信じられるような話ではない。 だがツンが嘘をついているようには感じられないし、どこかしっくりきてしまう。 存外あっさりとブーンはツンの説明に納得した。 しかし、そうなると。 ( ^ω^)「……ツンも、おばけ、かお?」 ξ゚听)ξ「……」 ひくりと、細い肩が揺れた、気がした。 ξ゚听)ξ「……今はね」 次に現れたのは、1人の女。 川 ゚ 々゚)「おいしそう」 道の真ん中で立ち尽くしている。 白い、丈の長いワンピースを身につけているが、所々が裂けていて、また、薄汚れていた。 右手に、包丁。 川 ゚ 々゚)「おいしそう」 顔立ちは、どこか、着物を着ていたあの女性に似ている。 だが、肌のあちこちに引っ掻き傷があったり、口をだらしなく開き唾液をだらだらと流していたりと、雰囲気が全然違う。 瞳孔の開いた目がブーンを舐めるように眺めていた。 286: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:13:42 発信元:118.159.131.28
怖いときはバリバリ最強No.1を歌うと怖くなくなる これ、豆知識 287: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:15:59 発信元:58.88.227.48
シアルのみ 288: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:17:08 発信元:124.146.174.15
しえんしえん 289: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 17/30 2010/06/05(土) 22:18:56 発信元:123.108.237.28 (;^ω^)「……」 ブーンはツンの服を縋るように掴む。 川 ゚ 々゚)「おいしそう」 ξ゚听)ξ「くるう、どいて」 川 ゚ 々゚)「おいしそう」 くるうという名前らしい。 くるうは、口を閉じないまま、囁くように同じことだけを言い続けた。 川 ゚ 々゚)「おいしそう」 ξ;゚‐゚)ξ「……こいつはめんどくさいわ……」 川 ゚ 々゚)「おいしそう」 (;^ω^)「う……」 川 ゚ 々゚)「おいしそう。おいしそう」 ぽたり、ぽたり。 涎が地面に落ちる。 川 ゚ 々゚)「おねえちゃんが、おね、ねえ、いっ、おねえち、こども、いってた、つ、つん、つん、つれてる、いってた、ごちそう、おいしそう」 290: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:20:28 発信元:58.88.227.48
狂っとる 291: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:20:34 発信元:114.166.232.207
狂気っ・・・!支援 292: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:21:34 発信元:61.198.172.217
くるうっとる 293: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:22:12 発信元:121.111.227.76
何これ かなり面白い、支援 294: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:23:15 発信元:210.153.84.10
狂人ものは大好きだ支援 295: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 18/30 2010/06/05(土) 22:23:28 発信元:123.108.237.25 ξ;゚゚)ξ「この子は食べちゃ駄目よ。 この子は、あの……美味しくないから」 川 ゚ 々゚)「うそうそうそうそうそうそうそうそ」 ξ;゚゚)ξ「本当よ」 川 ゚ 々゚)「おいし、におい、におい、におい、いい、おおおお、おい、しそう、おいしい、うそつきうそつきうそつきうそつき」 ξ;゚゚)ξ「匂いだけよ……」 川 ゚ 々゚)「うそつきうそつきうそつきうそうそ、 ほんと?」 ξ;゚゚)ξ「本当!」 川 ゚ 々゚)「いら、ない」 ξ;゚゚)ξ「そう……そう、いらないの」 川 ゚ 々゚)「いらない……」 心なしか沈んだ声で呟き、くるうは首を傾げる。 そして――包丁の刃を左手で握りしめ、その手を上下に動かした。 裂けた皮膚から血が滴り落ちる。 (;^ω^)「っ!」 296: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:24:06 発信元:119.230.64.81
しえんしえんしえん 297: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:25:37 発信元:121.111.227.83
しえん! 298: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 19/30 2010/06/05(土) 22:28:18 発信元:123.108.237.22 ξ;゚゚)ξ「……くるう、私達、そこを通りたいの。 どいてくれる?」 川 ゚ 々゚)「はぁ、い」 包丁が無用となってしまったのが腹立たしいのだろうか。 左手を離すと、今度は包丁を口に突っ込み、がちがちと刃を噛みながらその場を去った。 ξ゚听)ξ「――そろそろ家に帰れるわ」 どれほど歩いただろうか。 ツンが前方を指差した。 点在する街灯。 そのずっと向こうに、街灯よりも淡い光がある。 そこがゴールなのだとツンは言う。 ξ゚听)ξ「あそこまで行けば……」 (;^ω^)「ひうっ!」 ξ;゚゚)ξ「どうしたの!?」 (;^ω^)「何か、何か――」 びくりと肩を跳ねさせたブーン。 右手に、変な感触がしたと騒ぐ。 ツンは、ブーンを引き寄せた。 299: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:29:34 発信元:121.111.227.72
怖い 300: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:30:08 発信元:219.125.145.86
支援! 301: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:31:51 発信元:27.228.69.93
こういうの好きだ 302: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:32:30 発信元:114.166.232.207
sien 303: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 20/30 2010/06/05(土) 22:32:59 発信元:123.108.237.26 ( ・∀・)「ツン、何してるの」 すると、ブーンがさっきまで立っていたところから男が這い出てきた。 見た目は若く、なかなか美形な男だ。 だが、口元から垂らしている異常に長い舌が、この男も「おばけ」の類であることを示している。 ブーンの手に触れたのは、男の舌だろう。 ξ;゚゚)ξ「……モララー」 ( ・∀・)「みんなのために美味しそうな肉を連れて来てくれたんでしょう? なのに帰らせようとしてるの? ねえ? ねえ?」 ξ;゚゚)ξ「違う……」 ( ・∀・)「いつかの君のようにね」 ξ;゚゚)ξ「――!」 (;^ω^)「ツン……?」 モララーという男の言葉。 それを聞いた瞬間、ツンの体が固まった。 顔を青くさせ、足が震える。 そんなツンの反応に、ブーンは戸惑い、彼女を見上げた。 ( ・∀・)「ほら、ツン、その子を僕にちょうだい。 僕は鼻から上を食べられるんだ。いいでしょう」 ξ;゚゚)ξ「……嫌……」 304: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:33:14 発信元:119.230.64.81
しえんしえんn 305: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:35:20 発信元:121.111.227.84
ツン!! 306: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:35:36 発信元:58.88.227.48
まあブーンて旨そうだよな ドクオよりは丸々として 307: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:35:57 発信元:211.18.234.5
nanndato 308: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 21/30 2010/06/05(土) 22:36:47 発信元:123.108.237.25 ( ・∀・)「そういえば――」 君を食べたときも、僕は鼻から上を食べたんだっけ。 ξ; )ξ「――いやあああああっ!!」 叫び、ツンがへたり込む。 つないでいた手を離されて、ブーンは狼狽し、どうしていいか分からなくなった。 ツンの様子を見るべきか? それとも、男から逃げるべきか。 あの淡い光へ逃げ切れればいいのだ。 ツンを置いて走れば……―― (;^ω^)「……ツ、ン……」 ξ; )ξ「いや、やだ、許して、やだ……」 (;^ω^)「……!」 ――……そんなこと、出来はしない。 ツンがいなければ、着物の女性に、ドクオに、しぃとギコに、くるうに、モララーに今頃食われていた。 ここまで守ってくれたツンがこうして怯えているのに、自分だけが助かろうなんて。 309: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:38:29 発信元:121.111.227.84
そんな… 310: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:39:18 発信元:27.228.69.93
やはりモララーは一味違った・・・ 311: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 22/30 2010/06/05(土) 22:40:40 発信元:123.108.237.26 そんな卑劣なことが出来る子ではないと。 僕は知っている。 ( ・∀・)「ふふ、ツン大丈夫? あのとき、体をむしられて、すごく痛そうにしてたからね。 思い出しちゃったのかな?」 ξ; )ξ「やだぁ……っ、やだ、いや……」 ツンが頭を抱える。 瞳からは涙がこぼれていた。 ξ;;)ξ「ひぅう……っ」 ( ・∀・)「ははは、可哀相にw」 (#^ω^)「やめるお!!」 ( ・∀・)「――んん?」 (#^ω^)「ツンをいじめるなお!」 ( ・∀・)「なぁにを言ってるの、この子は。僕はただツンとお話ししてるだけなのに。 ……しかし、この状況で逃げないなんて、度胸のある子だ。 さぞかし美味だろう……」 312: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:43:56 発信元:121.111.227.84
ブーンいいこ 313: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 23/30 2010/06/05(土) 22:45:22 発信元:123.108.237.25 (;^ω^)「っ、うあっ!」 モララーの舌が伸びて、ブーンの首に巻き付いた。 ぎりぎりと鈍い音を立てながら締め上げられて、ブーンが苦しげな声をあげる。 さて。 そろそろ、僕が出なければいけないな。 ( ´∀`)「――あまり調子に乗るんじゃないモナ、おばけ風情が」 (;・∀・)「……あ……っ!?」 指先を一振り。 モララーの舌を裂く。 (;・∀・)「ひ、ぃぎぃっ!!」 本体から離れてしまった舌は、蛞蝓のようにのたうち、ブーンを解放した。 びくびくと痙攣する汚らしいそれを踏み潰す。 子供に見せる光景じゃなかったかな。まあいいか。 (;^ω^)「う、ぇ……?」 ( ´∀`)v「ぴーす」 (;^ω^)「? だ、誰だお……」 314: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:45:42 発信元:119.230.64.81
いぇーい 315: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:46:43 発信元:27.228.69.93
そういえばここまで第三者視点か うまいな 316: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:47:21 発信元:121.111.227.84
僕=モララーかと…良かった神様で 317: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 24/30 2010/06/05(土) 22:48:57 発信元:123.108.237.25 ( ´∀`)「モナー、モナ」 (;^ω^)「もな……。 もな……?」 気付いたかな? なかなか勘のいい子だ。 (;^ω^)「もな……茂名神社……」 ( ´∀`)「そうそう、茂名神社の、 ――神様モナ」 君に初めて会ったのは、8年前か。 母の腕に抱かれた君を見た日から、僕は、ちゃんと君を見守っていたよ。 (;^ω^)「カーチャンの話……ほんとだったのかお……」 (;・∀・)「茂名……!? かっ、神様!?」 ( ´∀`)「モナ。 僕の目を盗んで、好き勝手やってたみたいモナね。 ……僕の領地で人を食っていいと、誰が決めた」 (;・∀・)「あっ、あ、あ……あああああっ!!」 (#´∀`)「ちょっと怒っちゃったモナ」 318: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:50:23 発信元:121.111.227.82
良い!支援! 319: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:52:09 発信元:219.125.145.57
支援! 320: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:52:11 発信元:27.228.69.93
どうでもいいけど 蛞蝓 なめくじ って読むのか 知らんかった 321: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 25/30 2010/06/05(土) 22:52:34 発信元:123.108.237.5 (; ∀ )「あああああああああ゙あ゙あ゙っ!!」 舌も断末魔も、品のない奴だ。 (;^ω^)「おー……」 ξ;゚゚)ξ「……」 ぽかんと僕を見るブーン。 この事態を前にして、怯え震えることも忘れてしまった様子のツン。 僕は少し迷って、それからツンの前に屈み込んだ。 ( ´∀`)「ツン」 ξ;゚゚)ξ「……はい……?」 ( ´∀`)「一体いつ君がここで食われてしまったのか、僕は分からないモナ……。 今日まで気付けなくてごめんなさいモナ」 モララーとの会話から察するに、ツンも昔、ブーンのように、この外界から離れた世界へ迷い込んでしまったのだろう。 そして妖怪達に食われてしまった。 命を落としたというのに、魂だけでもここに残り続けたのは……。 自分のような被害者を出さないようにするため、か。 322: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:52:58 発信元:58.88.227.48
千と千尋思い出した 323: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:54:13 発信元:121.111.227.76
ツンもいいこ 【 324 】: いやあ名無しってほんとにいいもんですね
2010/06/05(土) 22:55:32 発信元:124.146.175.36 おうふ…… モナーが神様っていうネタ、描いてる短編で被っちまった…… 支援 325: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 26/30 2010/06/05(土) 22:56:01 発信元:123.108.237.22 ( ´∀`)「そして、今までよく頑張ったモナ。 ……ここには、もう誰も入れないようにするから、ゆっくり休むモナよ」 ξ゚听)ξ「……」 ξ゚;)ξ ξ;;)ξ「はい……」 (;^ω^)「……おー?」 ( ´∀`)「ツンをいじめてるんじゃないモナよ」 いまいち理解出来ていないブーンに、一応自分は悪くないと主張しておいた。 ( ^ω^)「……ツン、悲しいかお?」 ξ;;)ξ「ううん……」 ( ^ω^)「嬉しいかお?」 ξ;ー;)ξ「……うん……」 (*^ω^)「……なら良かったお!」 ( ´∀`)「――さあ、ブーン、帰るモナよ」 (*^ω^)「はいお!」 326: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:56:47 発信元:114.166.232.207
支援 327: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:58:18 発信元:121.111.227.84
ツンも救われるんだな 328: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 22:59:02 発信元:119.230.64.81
しえん 329: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 27/30 2010/06/05(土) 23:00:04 発信元:123.108.237.22 3人で並んで歩く。 もう安全だというのに、ツンとブーンは再び手をつないでいた。 ――街灯の強い光をいくつか越え、淡い光の前に着いて。 ( ´∀`)「僕は少しだけやることがあるから残るモナ。 2人共、先に行くといいモナ」 (*^ω^)「分かったおー!」 ξ゚听)ξ「……それじゃあ……」 ありがとう。 2人は同時にそう言って、光の先へ踏み出した。 330: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:01:23 発信元:121.111.227.69
支援 331: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:01:43 発信元:119.230.64.81
しえん 332: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 28/30 2010/06/05(土) 23:04:31 発信元:123.108.237.4 **** 気付くと、つないでいた筈のブーンの手の感触が私の手から消えていた。 目に痛いくらいに眩しく、でも優しい、暖かい光が私を包む。 ああ。 こんなに心地がいいのは、いつぶりだろう? 私は、そっと目を閉じた。 333: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 29/30 2010/06/05(土) 23:07:42 発信元:123.108.237.4 ***** ブーンこと内藤ホライゾンは、自宅の庭で目を覚ました。 J(;'ー`)し「ブーン! あんた、こんなとこに!」 ( ^ω^)「お……ここ……家……?」 J( ;ー;)し「この子はもう……! 心配かけて!」 (;^ω^)「おっ、カーチャン苦しいお……」 J( ;ー;)し「ああ……無事で良かった……!」 ( ^ω^)「……ごめんなさいお……」 J( ;ー;)し「それにしても、あんた今までどこに――」 ( ^ω^)「――お?」 ( ^ω^)(ツンは、どこに行ったのかお……) 334: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:10:18 発信元:27.228.69.93
支援 335: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 30/30 2010/06/05(土) 23:11:09 発信元:123.108.237.3 もしかしたら。 全て夢だったのかもしれない。 ツンも、モナーも、どこにもいなかったのかもしれない。 いや。 夢だろうと現実だろうと、 彼は、たしかに。 奇妙な夜道を歩いたようです。 【 336 】: ( ^ω^)奇妙な夜道を歩いたようです 2010/06/05(土) 23:13:19 発信元:123.108.237.25 俺! 投下! 終わった! 長々とお付き合いいただきありがとうございます、そしてすみませんでした。 お題は、 ・家出少年 ・条件題:神視点 でした! 「神視点」をちょっと捻ってみたり。 ではでは、お題をくれた人、読んでくれた人、支援やレスしてくれた人、みなさんありがとうございました! >>324 それぐらい気にしない気にしない 337: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:14:49 発信元:27.228.69.93
乙 良いもん読んだ 338: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:14:50 発信元:219.125.145.47
>>336 乙だよ! 339: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:16:03 発信元:114.166.232.207
乙乙! 340: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:16:09 発信元:121.2.98.95
乙!! 341: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:17:12 発信元:124.146.175.35
乙! 342: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:22:58 発信元:121.111.227.81
乙! こういうの本当に好きだ。 凄い安定してたし 343: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:23:44 発信元:210.169.94.94
乙んつん! 344: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:33:35 発信元:119.245.203.2
乙! 345: いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2010/06/05(土) 23:42:34 発信元:119.230.64.81
乙乙! |
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