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川 ゚ -゚)日和のようです 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:08:39.92 ID:u+p0BCMu0 本日も良いお日柄で 代理 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:10:28.28 ID:qBkGzW+a0 wkwk 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:11:06.11 ID:fmkbNUQo0 ひゃはははは だああれが書くかよwwwww くそ総合は一生俺に釣られてろや 乗っ取ってもいいぞーwwww 俺のアイデアから生まれた数々の作品もあったな 魔法額もリメイクされたしな ひゃあっはははは 俺はブーン系の原作者だよ ディレクターだよ ひゃはははっはは 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:12:33.76 ID:+Z/ix+kR0 wktk 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:13:37.69 ID:5fdYrJ1d0 ( ´ω`)←こいつ憔悴し杉ワロスwwwwwwwwwwwwwww 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:15:24.87 ID:UIFSRhG3O え、乗っ取っていいの? 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:17:39.23 ID:VDiN3PmV0 どうぞー^^ 俺のアイデアから生まれた作品は叩かないでおいてやるぞー^^ うひひhyyふああひゃひゃひゃ 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:20:07.14 ID:UIFSRhG3O ('A`)「今日も寒いなー」 ( ^ω^)「だお」 ('A`)「絶好のクールさん日和だ」 ( ^ω^)「おっおー」 とってもとっても寒い日は。 クールさんと、遊べる日。 川 ゚ -゚)日和のようです 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:21:21.57 ID:+Z/ix+kR0 きた!支援! 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:24:07.26 ID:UIFSRhG3O 乗っ取りだから、ながらになっちゃうよ 書くの遅いけど読んでくれたら嬉しいな 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:24:42.52 ID:VDiN3PmV0 これはひょっとしてスレタイを拳王が決めた作品じゃないかい? やっぱりか、そうかそうか、やはりな 拳王の釣りスレからはいつもいい作品が生まれるからなー 書かずして名作を生む、破格のストーリーテラーだよ拳王は 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:25:53.57 ID:UIFSRhG3O VIP小学校。 ブーン、ドクオ、ツンの3人は、この学校の2年生です。 彼らの他には、先生しかいません。 小さな小さなVIP村には、子供は彼らしかいないからです。 しんしんと雪が降る中、ブーン、ドクオ、ツンは、 小学校の校庭にやって来ました。 もう冬休みだから、学校には誰もいません。 子供達だけの、遊び場です。 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:26:23.98 ID:aJw2tiIPO なにこのすれきもちわるい 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:27:08.98 ID:Ydunxuhr0 頑張れ支援 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:33:19.65 ID:UIFSRhG3O ('A`)「何して遊ぶ?」 ( ^ω^)「雪合戦!」 ξ゚听)ξ「そんなに積もってないから、できないわよ」 何をしようか、と首を傾げた、痩せっぽちの男の子が、ドクオ。 雪合戦をしたいと手を挙げた、丸々とした男の子が、ブーン。 ブーンの意見を一蹴した、可愛らしい顔立ちの女の子が、ツン。 3人共、寒さで鼻と頬が真っ赤です。 じゃあ何する? とドクオが言うと、その口から真っ白な息が漏れました。 真っ白なそれは、ふんわり、みんなの目の前で溶けていきました。 「お、来てたか」 そこへ、女の人の声が入り込んできました。 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:34:19.51 ID:Ydunxuhr0 支援支援 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:40:11.40 ID:UIFSRhG3O 川 ゚ -゚)「久しぶり、3人共」 (*^ω^)「クーさん!」 (*'A`)「クールさんだー」 ξ*゚゚)ξ「こんにちは!」 川 ゚ -゚)「こんにちは」 どこからともなく現れた、大人の、女の人。 綺麗な顔をにっこり笑みの形にして、長い黒髪をさらさらと風に揺らしています。 彼女を「クールさん」「クーさん」と呼び、 ブーン達はクールさんのもとへ駆け寄りました。 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:41:08.10 ID:Ydunxuhr0 クーさんきたー! 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:48:17.24 ID:UIFSRhG3O 川 ゚ -゚)「いつから来てたんだ?」 (*^ω^)「今、集まったところだおー」 川 ゚ー゚)「そうか」 くしゃくしゃ、ブーンの頭を撫でて、クールさんは笑みを深くさせました。 ツンがちょっとだけ怒ったような顔をしているのを見て、 少し、クールさんは声をあげて笑ってしまいました。 馬鹿にしているのではありません。 やきもちやきなツンが微笑ましくて、クールさんは笑ったのです。 川 ゚ー゚)「ふふ。拗ねるなよ、ツン」 ξ゚听)ξ「すねてないもん」 ぷい、とツンがそっぽを向きました。 数分もすれば、機嫌も直るでしょう。 (*'A`)「クールさん、クールさん、今日は何する?」 ドクオが、クールさんの冷たい手を掴んで、尋ねます。 ドクオはクールさんに憧れているので、彼の顔はもう真っ赤っ赤です。 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:49:46.69 ID:kuTbTcAY0 しえ 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:51:09.96 ID:UIFSRhG3O 川 ゚ -゚)「何がしたい?」 ('A`)「ブーンは雪合戦がしたいって言うんだけど……」 川 ゚ -゚)「うーん、それにはちょっと雪が足りないな」 ξ゚听)ξ「でしょ」 (;^ω^)「おーん……」 川 ゚ -゚)「かくれんぼでもするか?」 ξ*゚゚)ξ「それがいい!」 (*'A`)「さんせー!」 川 ゚ -゚)「それでいいか? ブーン」 (*^ω^)「かくれんぼも楽しそうだお!」 川 ゚ー゚)「決まりだ」 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:02:30.90 ID:UIFSRhG3O ――クールさんは、毎年冬になるとやって来ます。 テレビや本で見る美人さんにも負けないぐらい綺麗で、 どの先生よりも優しくて、時々厳しい、素敵な人。 傍にいると、体は寒くても心があったかくなってくる、心地のいい人。 どこから来て、どこへ帰るのか分からない、不思議な人。 毎年、ブーン達は、クールさんが来てくれるのを、 そして遊んでくれるのを、とてもとても楽しみにしています。 今年も会えたので、3人は嬉しくて仕方がありません。 雪合戦だってかくれんぼだって、本当は、クールさんと遊べるなら何だって良いのです。 川 ゚ -゚)「隠れるのは学校の中だけだぞ。 じゃあ、100数えたら探しに行くからな」 (*^ω^)(*'A`)ξ*゚゚)ξ「はーい!」 鬼はクールさんに決まりました。 目を両手で塞いでしゃがみ込み、クールさんは「いーち」と数え始めます。 3人は、とたとたと校舎の中へ駆けていきました。 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:06:16.85 ID:Ydunxuhr0 クールさん…支援 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:10:12.48 ID:UIFSRhG3O 川∩ -∩)「にーぃ、さーん、しーぃ……」 なるべくブーン達にも聞こえるようにと、クールさんは声を大きくします。 川∩ -∩)「ごーぉ、ろーく……」 しばらく経って。 ひゃく、と一際大きな声で言って、クールさんは立ち上がりました。 振り返り、校舎を眺めます。 川 ゚ -゚)「ふふ、さあて、探すとするか」 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:12:25.24 ID:Ydunxuhr0 しえんしえん! 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:12:51.78 ID:FCNt6Z+f0 しえん 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:14:33.20 ID:KPTqeCMY0 しえしえ 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:17:17.02 ID:UIFSRhG3O 学校の中に入ったクールさんは、真っ先に職員室へ行きました。 机は6つほどしかないけれど、他の教室より広い部屋。 しんと静まり返るそこへ、足を踏み入れます。 ぎぃ、と、木の床が声を上げました。 きょろきょろ、クールさんは辺りを見渡します。 川 ゚ -゚)「ここにはいないのかな……?」 わざと落ち込んだように言い、口をすぐに閉じました。 ついでに目も閉じて、耳を澄ませます。 すると、くすくす、小さな小さな笑い声が聞こえました。 その声のする方へ、クールさんはゆっくり、慎重に近付きます。 そこは、一番奥の机。 息を吸って、クールさんは、 川 ゚ -゚)「ブーン見っけ!」 机の陰を、覗き込みました。 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:17:43.20 ID:Ydunxuhr0 支援ー 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:24:59.80 ID:UIFSRhG3O (;^ω^)「おっ!」 体育座りをしていたブーンは、びっくりしたのか、目を真ん丸にさせました。 川 ゚ -゚)「一人目だ、ブーン」 (;^ω^)「おー、負けちゃったお」 川 ゚ -゚)「君はすぐに笑ってしまうからな」 (;^ω^)「む、今度から笑わないように頑張るお」 そう言って、ブーンは、きゅっと顔をしかめました。 皺が寄ってしまった彼の眉間を指でつっつき、クールさんは言います。 川 ゚ -゚)「我慢なんてしなくていいぞ。 私は、ブーンの笑顔が大好きだからな」 ( ^ω^)「……そうかお?」 川 ゚ -゚)「ああ。ブーンは、にこにこ笑ってるのが一番似合ってる」 (*^ω^)「じゃあ、我慢、しないお」 川 ゚ー゚)「ああ」 手をつなぎ、2人は職員室を出ました。 次は、ドクオとツンを見付けに行くのです。 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:25:53.80 ID:Ydunxuhr0 ブーンかわいいな… 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:35:28.99 ID:IviyVOJ40 おい もっと支援しろや 俺のアイデアを表意させた作者の作品なんだが? 拳王派の人は漏れなく支援しろ いいな? 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:35:38.36 ID:UIFSRhG3O 続いて、クールさんは体育館に来ました。 学校の中で一番広いそこは、やはり、静かでした。 ( ^ω^)「ここに、ドクオいるのかお?」 川 ゚ -゚)「多分な。……ここはとても寒いから、早く見付けてあげよう」 すたすた、クールさんは真っすぐ体育の奥に向かいます。 そして、体育の道具をしまっている倉庫の前に立つと、 こんこん、扉を叩きました。 当然ながら返事はありません。 川 ゚ -゚)「開くかな?」 恐る恐る、クールさんは扉を開きました。 鍵はかかっておらず、倉庫はすんなりと口を広げます。 ( ^ω^)「いないおー」 倉庫の中にはマットや得点ボード、ボールなど、たくさんの物がありましたが、 ドクオはいませんでした。 クールさんは顎に手をやって考え込み、 ふと、隅っこの跳び箱を見ました。 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:37:03.93 ID:CmUmrP78O 拳王関係なく支援 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:41:11.78 ID:Ydunxuhr0 クールさんすげぇな支援 36 :拳王 ◆QP91zo8lHclw :2010/11/28(日) 19:43:31.06 ID:yWxtFwfZO ちなみにこれは俺の作品な 作者は違うけど評価されるのは俺 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:43:47.91 ID:UIFSRhG3O 何段も積み重なっている跳び箱の、そのてっぺん。 一段目だけが、床に転がっていたのです。 これまたゆっくり、慎重に。 クールさんは跳び箱に近寄ります。 かたん。 積まれた跳び箱の中から、硬い音がしました。 川 ゚ -゚)「……ドクオ、見っけ!」 (;'A`)「あうっ」 上から跳び箱の中を見下ろすと、 ドクオが、小さな体をさらに小さくさせて隠れていました。 (*^ω^)「すごいおー」 川 ゚ -゚)「二人目だ」 ドクオを抱え上げ、クールさんは彼を跳び箱の中から出してあげました。 ドクオは照れ臭そうに頬をかりかりと掻いています。 川 ゚ -゚)「さあ、ツンを探そう」 右手でブーンと、左手でドクオと手をつなぎ、 クールさんは体育館を後にしました。 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:45:25.03 ID:ScBDNFwJ0 支援 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:47:01.02 ID:Ydunxuhr0 しえんしえん 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:47:09.97 ID:yWxtFwfZO ボガードナイトじゃないのか? ボガードあったら1ターンソウザだから強いな 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:54:26.21 ID:UIFSRhG3O 図書室のドアを静かに、音を立てないように開いて、 クールさんは中を覗きました。 しばらく気配を窺って、 川 ゚ -゚)b「しー」 ブーンとドクオに、黙っているようにお願いしました。 2人は、こっくりと頷き、口元を手で押さえます。 それを確認したクールさんは、そーっと、図書室の中に入りました。 一番奥の本棚の前に、ツンはいました。 けれど、クールさんが隣にしゃがみ込んでも、気付く様子はありません。 ξ*--)ξ スヤスヤ 読みかけの本を抱いて、ぐっすり眠っていたからです。 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:56:49.67 ID:Ydunxuhr0 ツン可愛い…!支援 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:02:36.05 ID:UIFSRhG3O 川 ゚ -゚)「待ちくたびれちゃったか」 少しの間。 クールさんは愛おしげにツンの寝顔を眺めていました。 そして、名残惜しそうに、ツンの肩を叩きます。 ξ*ぅ-)ξ「ん……」 ツンは目をこすり、欠伸を一つ。 クールさんが「おはよう」と声をかけると、舌足らずに「おはよう」と返しました。 ξ*-゚)ξ「……あー、くーるさん……」 川 ゚ -゚)「三人目。かくれんぼ、おしまいだ」 ξ;゚゚)ξ「あ……」 ようやく現状を理解したようで、ツンは悔しそうに口を尖らせました。 ξ゚ -゚)ξ「むー」 川 ゚ー゚)「ほら、ブーンとドクオが待ってるぞ」 ξ*゚ -゚)ξ「……ん」 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:09:10.68 ID:UIFSRhG3O 図書室を出ると、さっきのように、 ブーンがクールさんの右手を、ドクオがクールさんの左手を掴みます。 ツンがつまらなそうに眉を寄せると、クールさんはブーンへ目を向けました。 川 ゚ -゚)「ツンは、ブーンと手をつなごうか」 (*^ω^)「おっ! つなぐお!」 ξ*゚゚)ξ「……ふ、ふん、しょーがないなあ」 その顔をぽっと赤くし、それでも口だけは強がりながら、 ツンはブーンの右手を握りしめました。 それから、4人は探険と称して学校の中を歩き回りました。 全ての教室と廊下、階段を通り終えると、 今度は、ブーン達が普段使っている教室に入りました。 3つの机。それぞれが自分の席に着き、 クールさんは黒板の前に立ちます。 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:16:53.36 ID:UIFSRhG3O 川 ゚ -゚)「今日だけ私が先生だ。私が分かることなら、何でも教えてあげよう」 横に並んだ3つの机。 左端、窓側の席に座ったドクオが、「はい」と手を挙げました。 ('A`)「わり算が苦手なんだ」 川 ゚ -゚)「ふむ、わり算」 ( ^ω^)「余りが出ちゃう問題は、好きじゃないお……」 川 ゚ -゚)「ふむふむ。ツンは?」 ξ゚听)ξ「私は、算数得意だから」 川 ゚ -゚)「えらいな、ツン」 ξ*゚゚)ξ「えへへ……」 川 ゚ -゚)「じゃあ、割り算の練習をしよう。 ツンは得意みたいだから、ツンも先生になってくれるか?」 ξ*゚゚)ξ「うん!」 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:24:03.25 ID:UIFSRhG3O それから、計算問題の練習や漢字の書き取りをして、 飽きたら雑談をして。 時間は、どんどん過ぎていきました。 川 ゚ -゚)「――お、もうこんな時間か」 不意にクールさんは腕時計を見て、そう言いました。 次いで窓の外を見れば、日が落ちかけています。 ( ^ω^)「おー……そろそろお別れかお……」 残念そうに、ブーンが呟きます。 クールさんは、いつも、夕方になるといなくなってしまうのです。 ('A`)「来年も、来てくれる?」 川 ゚ -゚)「ああ、来るよ」 ξ゚听)ξ「絶対、絶対ね」 川 ゚ -゚)「約束だ」 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:28:08.92 ID:Ydunxuhr0 一年に一日だけなのか…支援 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:29:16.37 ID:UIFSRhG3O クールさんが力強く頷くと、3人はほっと息をつき、 にっこり笑いました。 つられてクールさんも笑って。 クールさんが瞬きをして、次に目を開いたときには、 ブーンも、ドクオも、ツンも、いなくなっていました。 川 ゚ -゚)「……」 汚れた机、壊れかけている椅子。 教室の床は、一部分だけ、穴があいています。 クールさんは、目を伏せると、教室から出ていきました。 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:31:39.04 ID:Ydunxuhr0 !? 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:34:28.53 ID:UIFSRhG3O 学校を出たクールさんは、校庭を進み、校門を抜けました。 川 ゚ -゚) 振り返り、見上げた学校は。 もう、何年も、何十年も使われていなさそうなくらい、ぼろぼろでした。 しんしん。 しんしん。 真っ白な雪が、降り続きます。 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:37:00.57 ID:Ydunxuhr0 支援 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:38:16.47 ID:CuP0n+/fO 一体なにが 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:38:27.65 ID:UIFSRhG3O 小さな小さなVIP村。 そこに住むクールさんの祖父が言うことには。 昔々、ずっと昔。 とっても寒い、冬のある日。 村の一部で大きな火事があり、 その火事で、いくつかの家と家族が、焼けてしまったということです。 おわり 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:38:55.34 ID:DPjVqYMb0 乙 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:40:56.89 ID:VQUi/uk00 乙 即興で思いつくその想像力と文才を分けてくれ 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:40:58.86 ID:Ydunxuhr0 そういうことか…乙乙 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:42:17.14 ID:UIFSRhG3O 二連続も短編をながら投下して、俺のライフはもう0よ!! 何かタイトル関係ねえ! まあいいや。 乗っ取りって案外楽しいな。 じゃあね!! 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:46:08.56 ID:1+IJlMMt0 乙乙、面白かった 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:48:15.53 ID:UIFSRhG3O うわあ。 「乗っ取りって案外楽しいな」って何か俺ものすごく悪い人みたいだ。 正確に言うと、即興で話を書くのは楽しいなってことだよ! ぷるぷる、僕は悪い作者じゃないよう。 何かテンションがヤバイ。 今度こそ、じゃあね! 60 :拳王 ◆QP91zo8lHclw :2010/11/28(日) 20:51:02.07 ID:yWxtFwfZO みんな支援ありがとう! またな 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:55:28.35 ID:yD+4iprrO もつ 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:01:24.46 ID:n240Ye/W0 >>59 乙! オチが予想外だった おもしろかったよ 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:18:49.96 ID:/goyNroN0 さすが拳王だな いい話やん? 乙w 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:36:39.00 ID:6xzK37LI0 けんおうさんつりとかまじぱねっすwwwそ んな事するなんてマジリスペクトっすよwww おれもあなたみたいな立派な荒らしになりたいっすwwww うんこみたいな作者もけんおうさま見習えよwwww しっかしクズみたいな文だなwwww ねくらかよwwwwwwww 投下乙ほのぼのから一気に落された感じがして怖い 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:44:23.79 ID:HPK1e6Q+O 作者乙 ほのぼの、かつ良い意味で期待を裏切られた |
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